デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール - 読書ログ
ブランディングのプロジェクトを進めるにあたって、チームでブランディングの共通認識や共通言語を作るために、みんなでどの本を読むのが良さそうかを調査している。そのために事前に読んだ本。
ざっくり言うと、商品購買を目的とした商品ブランディングの話で、ブランドって何、ブランディング戦略って何、デジタルとブランド戦略というテーマで、それぞれの概要を説明した本。
ブランドとは記号と知覚価値の接続した総体のこと
経営戦略やマーケティングとの関係
一貫性のある体験提供が重要だ
短期的に売上が上がってもブランド資産を失うのはNGだ
王者の戦略は同質化、チャレンジャーは差別化
ターゲットの設定が重要でブランドターゲット(象徴的顧客)とセールスターゲット(販売拡大のための顧客)は別物だ
インサイト(刺激する本音)とコアバリュー(一言に集約した価値)は1対1であるべき
とか、基本と思われることを他社の事例を交えながら説明。読みやすいのでサクッと理解できるのが良い。これから勉強する人には良さげ。
一方、商品ブランディングに限らず、コーポレートブランディングとか何をブランディングするのか、商品購買や採用のためといった何のためにブランディングするのか、といった全体像が知りたかったが、それは書いていなかった。
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