デザイン・工芸科の指導の様子②
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デザイン・工芸科の指導の様子②

立川美術学院

~タチビブログより~

家をテーマに平面構成

こんにちは デザイン・工芸科昼間部です。

1日1課題のペースで授業を進めています。
今回の平面構成は、ポッキー、クラッカー、カラーセロファンが配られて
家をテーマに構成しました。

家って何?って、あらためて真剣に考える課題です。
各自がどういうところに家を感じてどのように表現していくのかを楽しみに出題しました。またどのようにモチーフを扱うのかも大切です。

できあがった作品は、家に対する突きどころも面白くて
それぞれの表現手法のこだわりも見えて続けていくことでさらに面白くなりそうです。今後が期待できる、とてもいい方向性でした。

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残念だったのは、家の形が観念的で似ている作品が多かったことです。

各自が考えていることに対して
具体的にもっと深く追求して
こだわる箇所には必要な仕事をもっともっと注ぎ込んだ
さらにクオリティが高い作品を期待しています。

あとは、作品に添えた文章がよくなかったです。
文章を読んで、なるほどすごいなあと思える作品とがっかりしてしまうものとでは作品に対する印象が大きく変わります。
自分の作品を素敵に見せられる文章を時間をかけて考えて欲しいです。

工芸コースは、モチーフにさらにアボカドを加えて空間をテーマに構成しました。

軸のあるよい構成になりましたがもっと極端に、間をあけたり、向きを変えたり、
距離感を出したりなど・・・工夫しなければ空間を感じさせるためには演出不足でした。もっと光と影を上手に活かして空気感を出して下さい。

構成の軸が整い過ぎた場合はバランスを崩すことで画面の中に時間や空気が生まれます。緊張感の違いが表現できればもっと絵が自然に見えてきます。



他画像デッサン

本日のデザイン・工芸科の昼間部は自画像ならぬ他画像デッサンを行いました。

くじ引でチームを決めて、その後はそのチーム事に、身体の角度、光、アングル等を自由に決めてもらいデッサンをスタート。本来ならば、絵を描いたりする「作品と自分との時間」というものは人それぞれ違うので休憩や絵から離れる時間やタイミングも違います。そのあたりもグループで話し合って休憩時間を設けるなど調整してもらいました。


なにやらコスプレしている人もチラホラ(笑)
カツラを被っている子などもいましたが、今日に限ってはそのあたりも自由にやらせました(汗)っと別にただのお楽しみ企画ではないのです。ここにもしっかりと理由があります。それは

自分はどういう絵を描くのか

という意識を強く持つことです。グループ分けの後はそれぞれに自由に設定を決めてもらいました。予備校や受験課題は受け身になりやすいものです。朝くれば課題が用意されている。でも大学に入ると作品は自分で決めなければいけません。つまり、この課題は後々の

自分はどういう作品を作るのか

に変わるわけです。実は受験課題もそのあたりの積極性を求めている部分があります。以前、記事で書いた通り各美術大学にはそれぞれ傾向があり、それに合わせたコツのようなものは確かにありますが、そればかりやっていてもダメですし、どこかの参作で見たようなものになってしまう恐れもあります。むしろ、それらをこえたものを作ってほしいわけです。

普段の課題を作っているときに「この課題はこう応えてほしいな」という狙いを持った課題もありますが、「これ、どんな絵が出てくるだろ」という期待感をもった課題もあるわけです。そこで、こちらの予想をこえたものが飛び出したりするとグッとくるんですね。

さて、

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こんな具合でした。
んんんー、デッサンのみを見れば、それなりに描けるようにはなってきていますが・・・普通...。いや、その普通さがでるまでにけっこう時間がかかるのですが、なんというかもっと狙ってほしかったです。狙うというのは別に奇をてらえと言っているわけではないです。そうではなく、自分の絵がよく見えるように工夫をしてほしいのです。

それは少しアングルを変えて顔を描くだけでも変わるかもしれないし、光を設定を変えるだけかもしれないし、背景まで描いて空間を意識することかもしれないし、イーゼルまで描いてデッサンをしている臨場感をだすことかもしれないし、様々です。そこは個々人が「こうだ」とつよく意識して自分で決めていくしかありません。それには普段の生活からどれだけ繊細に物事に対して感じているかだと思います。これが実は大学に入ってからも続くんですね。今はそのスタート地点。もっと狙っていってほしいです。


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東京都立川市にある藝大美術大学受験のための予備校、立川美術学院です。受験生の手助けになるnoteを書いていきます。