SNSの収益報告は「惚気話」
ライター界隈?(笑)で、収益報告の是非について目にしたので、個人的に思うことを書いてみます。
結論から言えば、人は勝手に傷ついてしまうことがある生き物だからしょうがない、かな……と。
恋人にフラれた直後、友達が恋人とデートに行って、どれだけラブラブだったかを聞かされたら、正直キツいじゃないですか?
それをいつもと変わらない気持ちで聞いてあげられる人は、まずいないと思います。
もちろん、その友達は、あなたがフラれたということを知らない前提で話しているので、友達にとって、自分たちがラブラブであること=良いこと。
twitter等での収益報告も、いわば「お金との惚気話」で、見る人によって印象が変わるでしょう。
「おお、すごい! 私もがんばろう!」という人もいれば、「それに比べて私なんて……」という人もいて、受ける印象は十人十色。
もちろん、同じ収益報告といっても、頑張った成果を見てもらいたい人もいれば、実績証明を掲げることで、仕事を呼び込もうという目的の人もいるので、ここも三者三様。
悪意のある誹謗中傷でない限り、SNSをどう利用するかは自由だし、場合によって悪い印象を与えてしまうのは仕方ないと思います。そこまで配慮を優先しようとすると、発信自体がリスキーになってしまいます。
先述した惚気話と収益報告の違う点は、収益報告をしているのは友人ではなく他人であって、せいぜい相互フォローの人。
(もし嫌な気持ちになる人を一方的にフォローしているなら有益ツイートがあっても精神的に有害なのでリムかミュートを推奨)
そして、文字だけを見ているということ。メールやSNS、LINEの文面からは、声のトーンや雰囲気は伝わらないので、どう受け取るかは、読む人が勝手に良くも悪くも受け取ってしまいます。
特に、収益報告は金額が目立ちすぎて、その人の裏にある努力や想いは見えません。これが、リアルで知っている友人であるならば、数字だけ見て、勝手に悪い印象を受けることはないはずです。
結局のところ、収益報告の是非が出る原因はココ。
「よく知らん人が数字だけ自慢してる」ように見えるからでしょう。
フラれた翌日にがんばって出勤したのに、突然やってきたお客さんから惚気話を聞かされた……、ようなものかもしれません。
良い印象を受ける人にとってはそもそも問題には見えないですし、自慢されているように感じて落ち込む人の気持ちもわからないと思います。
恋人がいなくても、自分の生活に満足していれば、他人の惚気話も「いいですね~!」と言えるでしょう。
気にしない、見ないフリ、というのは人間なかなか難しいものです。一番の対策は見ないこと。私たちは、何を見るか見ないか、ある程度選択し、コントロールできます。励まし合うためのSNSも、疲れているなら少し離れて休憩して大丈夫です。
どうしても収益報告を目に入ってしまい、心がモヤモヤしたときは、おいしいものを食べるといいかもしれません。
どれだけ稼いでる人がいようと、「私これが好き!」というものを今食べて、「おいいしい!」という幸せは、あなたしか手にすることができないものですから。
月並みな言い方ですが、幸・不幸は、他人と比べて大きくなったり、小さくなったりするものではなく、自分の感じ方次第。お金の価値もそう。
頑張った自分自身を褒めてあげたり、小さなことを大きな幸せに感じられたりする人は、幸せの作り方を知っていると思います。
もしあなたがそんな能力を持っているなら、お金を稼ぐ方法よりも、もっと価値のあるものを手にしているのだと思います。
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