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確定申告も後半ですが…失敗してしまいましたΣ(゚Д゚)

特定支出控除の特定支出を細かくみようと思いましたが、
私が確定申告でしてしまった失敗がみつかりましたので
それについてまとめてみます。

1. なにを失敗した?

  障害者控除を適用できる方の障害者控除をしていませんでした。

  その方は障害者手帳を持っていたのですが、私は気が付かなく
  その方も障害者控除という所得控除が受けられることを知らなか
  たので3年間 障害者控除を受けられるのに受けずに申告していま
  した。

  言い訳になるのですが、私が気が付かなかったのは
  その方のが障害者手帳の交付を受ける前から確定申告をしてい
   ので以前の申告書と比べても違和感がなかったこと、その方の
  元気に働いている姿をみて障害者手帳を持っているかについて
   考えもしていなかったことからです。


2. なぜ今回で気が付いたのか?

  なにかが変わったとかではなく、公的年金等の源泉徴収票を眺めて
   いたら障害者の欄に★マークがついていたからです。
        下の画像でいうと(5)ですね。

画像1


3. 障害者控除について

    障害者控除は、本人、同一生計配偶者又は扶養親族が所得税法上の
   障害者の場合に受けることができる所得控除です。

   控除できる金額は、
    障   害   者  ・・・27万円
    特 別 障 害 者  ・・・40万円
   同居特別障害者・・・75万円

   私が障害者控除をしていなかったのは27万円のほうです。

          《参考》
    障害者控除の対象となる人(一部抜粋)

    (1) 精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある人
      この人は、特別障害者になります。
    (2) 児童相談所、知的障害者更生相談所、精神保健福祉センター、
      精神保健指定医の判定により、知的障害者と判定された人
      このうち重度の知的障害者と判定された人は、特別障害者に
       なります。
    (3) 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の規定により精神障
      害者保健福祉手帳の交付を受けている人
      このうち障害等級が1級と記載されている人は、特別障害者に
      なります。
    (4) 身体障害者福祉法の規定により交付を受けた身体障害者手帳
      に、身体上の障害がある人として記載されている人
      このうち障害の程度が1級又は2級と記載されている人は、特
      別障害者になります。


4. 失敗に気が付いて、じゃあどうするの?

  今の状態だと、その納税者は障害者控除27万円を受けられるのに受けて
  おらず、払わなくても良い税金を払ってしまっているような状態です。

  人によっては、『じゃあ、払わせすぎた金額を自腹で払う?』と
  いう解決法(?)が浮かんだかもしれません。

  いえ、その方法はとりません。私がケチだからではありません。

  まだ、更正の請求ができるのです。
  更正の請求は

 確定申告期限後に申告書に書いた税額等に誤りがあったことを発見した
 場合や確定申告をしなかったために決定を受けた場合などで、申告等を
 した税額等が実際より多かったときに正しい額に訂正することを求める 
 場合の手続です。 

  とりあえず、納税者さんにも謝り、この手続きをするということで
  まとまりました。

画像2

  おもいこみや書類の要点だけをチェックするのではなく、アンテナを
  はりめぐらせ、多くの情報をキャッチして整理するのが大切ですね。

情報の整理、共有から始めていきます。 後々、節税や経費削減などの戦術的な情報を提供できたらと思います。