イスラエルとハマス、どっちが正義?日本人の反応から見えてきたもの
こんにちは 哲学とノートで未来を切り開く さくらです。
イスラエル、ガザ地区での痛ましいニュース、毎日報じられていますが、その中、こんな記事が関心を引きました。
イスラエル大使館のXが自らの「正義」を主張も…日本のユーザーからは冷静な反応 (msn.com)
今回、戦況が進む中、いろいろと情報が入ってきますし、関心を持ってこれまでのパレスチナ問題の経緯を知ることで、この記事にはとても共感するところが大きかったです。
特に、最後のコメント。
「どっちが正しいか、なんて自信を持って言える日本人なんて何人いるんだろうか?これ以上悲しい思いをする人がどっちの国にも出ませんように、とただただ祈るばかりです」
本当に、これ以上悲しみの連鎖が大きくならないように。。
自分には何ができるのか考えると、武力の前に、その元となっている思想を普通に語り合える、発信できる人でありたいと思います。私は今回の記事を読んで、日本にはとても素晴らしい思想があると思いました。
「どっちが正しいか、なんて自信を持って言える日本人なんて何人いるんだろうか?」と言われているのは、聖徳太子の言葉
「我必ず聖(せい)に非ず。彼必ず愚(ぐ)に非ず。共に是れ凡夫(ぼんぶ)ならくのみ。」を思い起こします。
私が必ず正しいわけではない、相手が必ず間違っているわけではない。共に煩悩一杯の人間なのだ、ということです。
聖徳太子と言えば、十七条憲法でも
「篤く三宝(さんぼう)を敬え。三宝とは仏・法・僧となり」
と書かれて、仏教に造詣の深い方でした。
仏教では
「正も邪も 勝手に決める 我が都合」と言われて、私たち人間があっちが正しい、こっちが間違いと言っているのは、それぞれの都合や立場によって勝手に決めているだけだと。
今回の戦争でも、どちらが100%正義、どちらが100%悪ということは無いのではないでしょうか。
そんな日本もたった80年程遡れば「お国の為」と言って戦争をしていたわけで、、戦争をしていない人が聖者なのでもなく、皆ともに、煩悩一杯の凡夫。
私たちと同じ人が、今も殺している、殺されていることを、対岸の火事で終わらせるのではなく、全ての人は根っこは同じ、古今東西の人が同じように心を持って生きていること、生きていることは素晴らしいと言えることを、私なりに発信していきたいと思います🖊
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