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ここはどこ?

人には 変わらないで と願うのに

私が知っているみんなはどこに行ったのだろう

頼り甲斐があり

なんでも教えてくれて

みんな仲良かった

そんな面影はもうここには ない

そうか


私が大人になったのがいけないんだ


知恵がつき

世の中を知り

一人で生活できるようになった


それがイレギュラーだったんだ



子供の頃 強くなりたい と願った

少し大きくなり 人を助けたい と思った

そして今

小さく成し遂げた

自分の一番大切なものと引き換えに


こんな今を目指してはいけなかったのだろうか?

どう生きてこれば大切なものを失わずに済んだのだろう

大切なものを失った現実を見ないよう僻み続けた

そう折り合いをつけないと自分が生きていけないから


もう何も戻らない

これから先、良い方へ現実が向かうかもわからない


だったらもう進んでやろう


一人でいい

自分の足で

傷口を抉ぐられる覚悟はできた

帰る場所なんて無い

私に居場所等ある訳ない

自分が捨ててきたのだから


なりたい自分になる為に


あの頃を思い出すと自然に涙が滲む

あたりまえやん

私だって一応人間やってるんだ

でもそのままじゃなりたい自分に辿り着くことはなかった


そしてまたなりたい自分を思い描いている

いいのだろうか と躊躇しながらも

躊躇したっていいじゃないか

まだ泣いたっていいじゃないか

一人だっていいじゃないか


きっと、大丈夫

いつ何が起こるかわからない事に縛られていただけなんだ

大丈夫

まだやれる

いつだって味方は心(ここ)にいる


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