記事を作る理由

先週、今週と僕は、馬を使ったクラウドファンディングの説明に、嘘があるじゃないか。という記事を作って公開した。

まだ他にも僕が書いている記事はたくさんあるのだけど、なぜこんなことを書くのか？を今回は書いていきたい。

書く理由

「報じられない」から

競馬関係の記事は毎日報じられる。トレセンでどんな調教をしたのか？という記事があり、番組が決まって出馬表が出たら予想をする記事が報じられ、土日は競馬の記事がリアルタイムで更新される。そして全休の月曜日で、また火曜日から週末の競馬へ向けて追い切り情報が報じられる。それが重賞などの大きい舞台に出る馬なら当たり前のように、馬名が記事となってネットニュース・記事になる。
だからこそ、中央競馬のトレーニングセンター(以下・トレセン)から離れてしまった馬のことは殆ど報じられることがない。
地方競馬へ移籍した馬・乗馬になった馬・繁殖になった馬・それ以外の馬
その全てにおいて、殆ど報じられることは無くなるのが現実だ。
だからこそ、誤解を生む説明がありふれている。そして、それを訂正するメディアはない。
要するに、やりたい放題出来てしまう訳だからこそ、そこにある嘘を指摘する人が居ても良いと思って、誰に頼まれた訳でもないけど僕が記事を書いている。

「書ける人がいない」から

前項で、「訂正するメディアはない」と言ったのが関係してくる。れっきとした嘘が書かれていても、競馬関係のマスコミは問題にしてこなかった。いや、触れる必要性がなかった。実際、クラウドファンディングで嘘があったとしても、その問題を報じるとすれば、報道番組になるはずだ。たとえ、そこで「馬」が使われて、その説明に競馬が関係する文章が書かれていたとしても、実際に報道するのは競馬と関係ない部署の管轄になる。そして、そこで競馬のことを分かっているディレクターがいると僕は思わない。
だから、間違えた報道が蔓延ることになる。

だから、こんな動画をテレビで流すのだろうと思っていて、それについて言及した僕の記事が存在する。

本来は、こういうニュースに競馬主催者が抗議して「殺処分とは何事だ」と意思表示をする・すべきだったと思うが、そんなことを今のJRAやNARは言ってこなかったし、これからも言うことは無いのだろう。報道に文句を付けて、報道させないのではなくて、しっかり立場の表明をしなくてはならないと思うが、それをしてこなかった。
要するに、各報道機関が「競走馬は引退後に殺処分となります」と言ったとしても、誰も訂正出来ない・訂正されない状況が今の現実になってしまっている。
だから、その情報を受け取るだけの人は殺処分が行われていると考えてしまう。
これを競馬を取材するマスコミは取り上げたら良いはずなのに、それはやらない。
やらないならば、やらないことに文句を言っても仕方ない。やれる人がやるしかない。という思いで、僕が記事を書いている。

「騙されてほしくない」から

ネットニュースを見れば、詐欺のニュースを目にする。それを見ない日は無いと言っていい。詐欺の手段は巧妙になっていて、昔は振り込め詐欺だったのが、今は電子マネー・暗号資産に切り替わって、詐欺の方法も国際ロマンス詐欺と呼ばれるものや投資を呼び掛けるものなど、手段はたくさんある。

基本的に、騙されている最中には騙されていることに気付かない。誰かから何かしらの助言があって、はじめて気付くケースがある。

僕は、助言をしたい。
僕の言葉を100%聴いてほしいなんて考えは持ち合わせていないから、最終的な判断は読者の人に任せるけれど、少しでいいから冷静になって、ちゃんと向き合ってほしいと思っている。
ロマンス詐欺であるのは、私はアイドルの○○です。だったりするけど、そのアイドルが連絡を取ってくるか？と。カネをせびってくるか？と。なるけど、冷静じゃないからその場では気付かない。それと同じだと思っている。
少しでいいから冷静になって考えてほしい。その上でカネを出すという選択をしたならば、僕はもう何も言えない。
だけど、何もしない訳にはいかないから書く。それが理由。そのなかで、冷静さを取り戻してくれたら良いと思っている。

まとめ

記事を書いたところで、僕が誰かからカネを貰える訳ではない。だけど書いておきたい。だから書く。結局はこれに尽きる。
クラウドファンディングは、収支を公開する義務がない。義務がないからこそ、収支を公開しなくても良いけれど、不特定多数からカネを集めて行う活動において、収支を公開しないことは嫌疑を招かれても仕方のないことでもある。それについての論評は自由だ。
これは、独自の見解だからどう思うか？は、読んだ人が考えてくれればいい。
少なくとも僕は、こう考えていてこう批判しているという立場を表面するため、この記事を作成した。
誰かが憎くてやってる訳ではなく、冷静に考えて貰いたいだけだ。