「インプ稼ぎ」は競馬でも

はじめに
今年の元日に起こった、令和6年能登半島地震にて被害に遇われた皆様へ、1日でも早く元の生活へ戻られることを心より願っています。

今回の令和6年能登半島地震でフィーチャーされたのは「インプ稼ぎ」だろう。Twitterが改められてXとなり、月額会員がある一定の条件をクリアすれば、収益分配プログラムに参加出来るシステムは、本来だとTwitterからXに変わった際のゴタゴタで見切りをつけたインフルエンサー達が他のSNSに流出しないよう、自身の呟きにも価値を持たせたことから始まっているのだろうけれど、収益分配プログラムが始まってからはインプレッション数稼ぎで、バズった呟きにしょうもないリプライを送るのが増えている。
皆さんも見た経験がないだろうか?「プロフ見て~」とか言うしょうもないリプライを。

自分も収益分配プログラムに参加しようと思えば出来たのだが、収益化出来ると分かってしまったら自分のスタンスが崩れると思った。インフルエンサーではない自分が、インプレッション数を稼ぐためには、速報性のあるニュースを流すかそれとも過激発言をして叩かれることを前提とする炎上商法か。
それをやり出せば、一旦収益にはなるものの「人として大切な何か」を失うような気がしている。例えとして出すのはおかしいかもしれないが、パパ活も「人として大切な何か」を失う代わりにカネを受け取るのではないだろうか、と考えている。

話を戻そう。インプレッション数稼ぎを悪だというつもりはないのだが、ある一定の条件を満たせば僕みたいなのでも収益分配プログラムに参加出来てしまうのは、インプレッション数稼ぎのアカウントが大量に表れることになってしまう。そして、何が真実で何が嘘なのか?見た人は考えなければならない。
この世には、いろんな考え方をする人がいるからこそ正確な情報を伝えなければならないからこそ、偽情報が入り交じるのは今回の地震だけでなく、ロシア・ウクライナ戦争やパレスチナ・イスラエル戦争でも、正確なことはなかなか伝わらない。

今は指先1つ、タップしただけで情報が世界へ駆け巡る。だから、速報性は上がっているのだけれど、逆に信頼性はホコリのように軽くなっている。そして、情報を受け取る側の知識はなかなかアップグレードされず、偽情報をそのまま信じてしまうことも少なくない。

また、インプ稼ぎとは違うが同じ収益化で言うとYouTubeもそう。
先日、何気なくショート動画を見ていると競走馬の動画が出てきた。馬主が撮っているものだったのだが、見ててなんだか変な気持ちになった。うまく言葉では説明出来ないのだが、現役の競走馬ならばレースで勝つのが目的だと思っている。そんな競走馬に、○○と○○、どっちのエサが好きでしょう?とか、どうかしてるんじゃないか?としか僕は思えない。
収益化していましたし、再生回数も多いですから預託料くらいにはなるでしょう。そう思えばランニングコストはかからず、新馬を買うのは減価償却のため、車だと減価償却に時間がかかるけれど、馬なら3年少しで減価償却が出来る。いわゆる節税にもなる。
そういうのを見て、強い馬を持ちたいのではなくとりあえず馬を走らせて自分の馬をアピールしたい、馬主というステータスを映えに使いたいとする人が馬主数の増加で出てきたのだろう。
収益化そのものが悪いわけではないし、自分もnoteの記事を売っていた時期があったわけだが、なんだかなぁと思った今年の三が日。

宜しければサポートお願いします。