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いぬとうさぎのオーケストラ

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Twitterにアップした記事の集大成。世の中に「歴史的名演」と言われるものは多々あるけれど、好き、嫌いは人それぞれ。未来の自分に向けての備忘録 最初の記事が、目次となっています…
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2022年4月の記事一覧

ポール・パレー (1886 1979 93)

交響曲1 2022.04.05 ジェイムズ・ポール/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管 ポール・パレー 交響曲1番、ジェイムズ・ポール/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管。冒頭より華やかでフランス的な明るさ、柔らかさ、おしゃれでひらめきのある曲。定まりつかぬ流れるようなメロディーが良い。オーケストレーションが上手くオケも透明感があり好演、録音も良い。お気に入りです 交響曲2 2022.04.05 ポール・パレー/デトロイト響 ポール・パレー 交響曲2番、ポール・

カルロ・ジョルジョ・ガローファロ (1886 1962 76)

ロマンティック交響曲 2022.04.05 ジョエル・スピーゲルマン/新モスクワ響 カルロ・ジョルジョ・ガローファロ ロマンティック交響曲、ジョエル・スピーゲルマン/新モスクワ響。冒頭オルガンが入って大仰な出だし。穏やかでワーグナー風の2楽章、R.シュトラウス風のスケルッツオと続き最後も大げさに終わる。オケも録音も今一つで間延びしてしまい、曲、演奏ともに三流感が漂う

ヘスース・グリーディ (1886 1961 75)

ピレネー交響曲 2022.04.05 ファン・ホセ・メナ/ビルバオ響 ヘスース・グリーディ ピレネー交響曲、ファン・ホセ・メナ/ビルバオ響。明るく爽やかな1楽章はちょっとイギリス的でもある。2楽章はロマンチックな舞踏曲、溌剌とした雰囲気で全体を振り返る3楽章。バスク地方の民謡を織り交ぜ、ピレネー地方の自然と文化を歌った曲で、明るく軽やかで楽し気、上品。

イルゼ・フロム=ミヒャエルス (1888 1986 98)

交響曲ハ短調 2022.04.04 ヨースト・ミヒャエルス/北西ドイツ・フィル クリストフ・ステップ/シュツットガルト放送響イルゼ・フロム=ミヒャエルス 交響曲ハ短調、ヨースト・ミヒャエルス/北西ドイツ・フィルとクリストフ・ステップ/シュツットガルト放送響の演奏。重苦しい出だしから陰鬱な雰囲気が続く。ClaとVnの寂しい旋律の後折り重なるような長いフレーズで厳しく盛り上がる所はショスタコーヴィチを連想させる

マタイス・フェルミューレン (1888 1967 79)

交響曲1「シンフォニア・カルミヌム」 2022.04.11 ロエロフ・ファン・ドリエステン/ロッテルダム・フィル マタイス・フェルミューレン 交響曲1番「シンフォニア・カルミヌム」、ロエロフ・ファン・ドリエステン/ロッテルダム・フィル。25分程度で一気通貫で演奏される。明るく、時に穏やか、盛り上がりもあるが、落ち着いた田園風、軽快なマーチ風と様々に変わる。メロディーは定まりがなく広がりがある。 交響曲2「新しい一日のための前奏曲」 2022.04.11 オットー・ケッテ

ヨースタ・ニューストレム (1890 1966 76)

交響曲1「シンフォニア・ブレーヴェ」 2022.03.30 クリストフ・ケーニヒ/マルメ響 ヨースタ・ニューストレム 交響曲1番「シンフォニア・ブレーヴェ」、クリストフ・ケーニヒ/マルメ響。1楽章形式で20分弱の曲。弦の冷たく暗い出だしから、弦のフーガとなって他の楽器も交えたものとなる。新古典主義的で終始不安でな色調だが、全体をフーガが占めるなど、かなり形式的なものも感じる 交響曲2「シンフォニア・エスプレシーヴァ」 2022.03.30 パーヴォ・ヤルヴィ/マルメ響

ヨハン・ネポムク・ダーフィト (1895 1977 82)

交響曲1 2022.04.25 ヨハネス・ヴィルトナー/ウィーン放送響 ヨハン・ネポムク・ダーフィト 交響曲1番、ヨハネス・ヴィルトナー/ウィーン放送響。番号付き以外も含め11曲ある中で、1番はちょっと変わった感じの曲。時代的でもなく西洋的でもなくなんだか田舎臭い面がある。この作曲家の一つの特徴である対位法的なフレーズやフーガによる盛り上がりが見られる。 交響曲2 2022.04.25 ヨハネス・ヴィルトナー/ウィーン放送響 ダーフィト 交響曲2番、ヨハネス・ヴィルトナ