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いぬとうさぎのオーケストラ

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Twitterにアップした記事の集大成。世の中に「歴史的名演」と言われるものは多々あるけれど、好き、嫌いは人それぞれ。未来の自分に向けての備忘録 最初の記事が、目次となっています…
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2022年3月の記事一覧

マイリー・ヒル (1889 1986 97)

交響曲「アーネムランド」 2022.03.22 ヘンリー・クリップス/(オケ不詳) マイリー・ヒル 交響曲「アーネムランド」、ヘンリー・クリップスの指揮でオケは不詳、オーストラリアのオケと思われる。女性作曲家で、表題にあるオーストラリア北部先端の一地方のアボリジニの音楽を取り入れたものらしい。全体的におだやかで何となくゆったりしてる。ローカルで現代的な要素はない

キリルス・クレーク (1889 1962 73)

セツ交響曲 2022.03.22 トヌ・カリユステ/エストニア響 キリルス・クレーク セツ交響曲、トヌ・カリユステ/エストニア響。セツはエストニアの古くからの民族、民俗らしい。優しい穏やかな旋律に和まされる。民謡の蒐集、研究を行っていたということなので、少し哀愁があって懐かしくどこかで聴いたような旋律が多く登場する。単純だけど親しみを感じる曲。

ヒルディング・ルーセンベリ (1892 1985 93)

交響曲1 2022.03.16 スティグ・ヴェスターベリ/スウェーデン放送響 ヒルディング・ルーセンベリ 交響曲1番、スティグ・ヴェスターベリ/スウェーデン放送響のライブ。怪しげな出だしから一面灰色と黒の混とんとした感じ。2楽章は穏やかで安らぎもあるが、親しみは感じない。3楽章は活発にさまざまに展開する。全体的になんだかまとまりがない印象で好きな部分がなかった 交響曲2「シンフォニア・グラーヴェ」 2022.03.16 ヘルベルト・ブロムシュテット/ストックホルム・フィ

アルトゥール・ルリエー (1892 1966 74)

交響曲1「対話風」 2022.03.23 ルーカス・フィス/ハーグ・レジデンティ管 アルトゥール・ルリエー 交響曲1番「対話風」、フィス/ハーグ・レジデンティ管。古い録音。Percをベースに滑稽な動きや、Flと弦の細やかな動きなどフランスっぽさも感じる。後半はゆったりしてぼんやりした印象で、表題のイメージが分らない。全体的に盛り上がりやインパクトはない。現代的でもない。 交響曲2「聖母マリア」 2022.03.23 エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管 アルトゥー

ルーズ・ランゴー (1893 1952 59)

ルーズ・ランゴー 交響曲1「岩の田園詩」 2022.02.25 トマス・ダウスゴー/デンマーク国立響 ルーズ・ランゴー 交響曲2「春の目覚め」 2022.02.25 トマス・ダウスゴー/デンマーク国立響 ルーズ・ランゴー 交響曲3「青春のさざめき」 2022.02.25 トマス・ダウスゴー/デンマーク国立響 ルーズ・ランゴー 交響曲4「落ち葉」、5「草原の自然」 2022.02.25 トマス・ダウスゴー/デンマーク国立響 ルーズ・ランゴー 交響曲6「引き裂かれた天国」

アーッレ・メリカント (1893 1958 65)

交響曲1 2022.03.25 ペトリ・サカリ/トゥルク・フィル アーッレ・メリカント 交響曲1番、ペトリ・サカリ/トゥルク・フィル。3曲の中では一番シベリウスの影響を感じるがシベリウスほど情熱的なインパクトはなく透明感があって優しい曲想。特に冒頭や2,3楽章はシベリウスの響きがする。インパクトは少ないがメロディーは豊富で哀愁も漂う。お気に入りです 交響曲2「戦争の交響曲」 2022.03.26 ペトリ・サカリ/トゥルク・フィル アーッレ・メリカント 交響曲2番「戦争の

ボリス・リャトシンスキー (1895 1968 73)

交響曲3 2022.03.15 テオドレ・クチャル/ウクライナ国立響 ヴォロディミル・シレンコ/ウクライナ国立響 キリル・カラビツ/ボーンマス響リャトシンスキー 交響曲3番(第一稿)、シレンコ/ウクライナ国立響とカラビツ/ボーンマス響。4楽章第一稿の存在を教えていただき聴き比べてみる。作曲当時、当局より変更を強いられたそうで、特に中間部は第一稿の方が哀愁もあり内容も充実、情熱的。第二稿は明るく派手な印象。劇的な終わり方は同じ 交響曲1 2022.03.05 テオドレ・ク