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番外編〜ちょっと不思議?だった体験〜父親との別れ 前編

これは自分が21歳の頃の話…

最初の職場にも慣れ、毎年冬にはスキーに出掛けるのが恒例になっていた

でもその年は、何故かタイミングが悪かったのか全然行けずに冬が終わってしまった

「今年は行けなかったなー」

そう思っていたが、急に同期のTと春スキーに行くことに…
Tとはちょくちょく2人で出掛ける
急に温泉行こうって話になって仕事が終わった後熱海に行ったり…助手席で自分が寝てても平気なちょっと変?な男である
2人でスキーに深夜から車で行ったり、伊香保温泉にも2人で行ったりしていた

このときも、いつのまにか春スキーに行くことに

神奈川だったため、その日は早朝から向かうことに…
もう4月も後半だったので、場所は限られる
とりあえず、どこか一面でも滑れればいい

あまり時間をかけても仕方ないので、群馬県で探すことに…
急に決めたので全然調べずに来たのだ…

ところが…だ
幾つかスキー場をまわったが、やってない…
そもそももう雪がない…

その後もスキー場をまわるが何処もやってない

「これは無理だなー、諦めるか…」

2人でそんなことを言っていたのだか…

なんとなく、そう急に何故か口に出たのだ

「新潟のほうに行かね?」

全くそっちのほうに行く気はなかったのだか、そのとき急に口からその言葉が出た

そこからは結構距離もあり、Tも半分渋々だったが、群馬から新潟へ…

途中長いクネクネした峠を越え、時間も昼をかなり過ぎた頃、なんと一面だけ滑れるスキー場に辿り着いた

一面だけなので、まあ2時間くらいかな…帰りの時間もあるので帰ることに…

それにしても何故新潟に…?

案の定、帰りは夜遅い時間になってしまった
家に着くと、ドアに何か貼ってある…
貼ってあるものを見ると…

「至急、実家に連絡してください」

「え?何?どうしたんだろう?」

そのときはそれくらいにしか思ってなかった
実家に電話をするまでは…

後編に続く…

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