フジロック'22 〜おんがくばなし〜Day❶
いまから書く文章には、例(くだん)の疫病のはなしは出てこない。
それらの話は、去年かいた。
さんざん書いたので、ご興味のある方は、わたくしの去年の記事をご覧くだされば幸い。
生きている人間の数だけ多種多様な価値観の存在する中、2年半かけて議論の決着がつかず、結論に至る道筋がうっすらでも見えてきているならいいけれど、そうでないなら、それもまた〝人間の営み〟の一部だということ。
今回は、逆にアーティストの
素晴らしさ
のみに焦点をあてる。2日目の
折坂悠太さんの一部分にだけ、ちょっと触れるとこがあります。
(金銭的に)いく予定のなかったフェスティバルに急遽いくことになったのは、開催2日まえの当週の火曜日だった。(木曜には前夜祭がある)
事情によって行けなくなった、友人の弟から
余剰チケットのお鉢が回ってきた。
苗場が呼んでいる
自分の都合のいいように、ひとは考えるものですね。現地に行くことに決めた。
あらゆる想定される対策と自分の体調の変化があるなら、それらとも相談し、今回は自家用車で一人で向かうこととなった。
DAY①
まずは、なにを置いても真っ先にむかうのはココで。
ビールなんか、あとでもいいぐらいで、
『明けましておめでとう』
なんて冗談が現地で定着してるらしいけど、なんだかサムいので自分は使わない。
だけど、一年をこの日のために生きてきた(ってわけじゃないけど)気持ちがリセットされる。
真上をみあげると...
木立のすきまから太陽がみえる。
ほんとうに好きな場所に帰ってきたんだと身体がよろこぶのが分かる。
ここは、おじぃちゃんやおばぁちゃんがいないだけで自分にとっての〝田舎〟〝故郷(ふるさと)〟なんだなって。
前夜のまつりの残骸のようなものをながめつつ、ハイボールを一杯。
きょうは天気が良くなりそうだ。
①Michael Kaneko
レッドマーキー 10:30〜11:20
2日間のオープナーは、この人に決めた。
見るのは初めてだ。
〝黒い〟かんじのする演奏や曲調は、タイトで。そもそもトップバッターは、どのステージでも3割増し、お客さんは沸くんだけど、気持ちいい音楽に揺らされてとてもいい感じだ。
ドラムのプレイがめちゃくちゃ良い。
最前列がとれたから余計に素晴らしいドラミングが目につく。
②音速ばばあ
ルーキーアゴーゴー
11:30〜12:00
バンド名が気になって、観覧。
ルーキーアゴーゴーの位置が去年?あたりからこのレッドの前の林の中になり、
林でくつろぎたい自分にとっては
若干迷惑
なんだけど💦
だれか偉い人がきめてる会場レイアウトなんだろうから一介の参加者風情が文句はいえない身分なのは、承知。
演奏はタイトなほうなんだろうけど、まだまだ歌がうまくなる余地があるね。
③DopingPanda
ホワイトステージ
12:30〜13:20
自分が夏フェスにはじめていった2007年に、いちばんド頭のステージだった彼らに喰らわされて、はや15年。
今回かれらをみないわけにはいかなかった。
曲調もなんもかもが往時のまま。
変わったのはバンドも自分も15年の時間を経たという事実。
④幾何学模様
ヘヴン
13:10〜14:10
呼びこみのMCのひとの、苗場で見れるのもこれが最後!、のアナウンスに🤔
調べたら年内いっぱいで活動休止だって。
インスト系のバンドで海外でめっちゃ評価たかいみたい。
⑤JPEGMAFIA
ホワイトステージ
16:10〜17:10
ヒップホップでかなり名前のとおってる人らしい。パフォーマンスは、ぜんぶ自分〝ひとりでできるモン!〟スタイル。
1曲おわるたびに、パソコンのとこに💻戻って、曲の開始ボタンを押してたのがゴリマッチョな、からだに見合わずカワイかった笑。
ラップスキルはおそらくハンパなし。
KendrikLamarのみが現代ラップ界において至高であり他の追随は許さないものかと思いきや。。。
途中、日本語通訳のスタッフを呼び、
『一曲アカペラでカバーやるけどいいか?』
と。
選んだ曲はなんと...
『Call Me Maybe』
選曲にブッ飛んだし、至高の歌声に鳥肌がたった。
またフェスで見られるならみたい人だ。
⑥クラムボン
グリーンステージ
17:00〜18:00
YOASOBIの代打で急遽きまったクラムボン。
リハで『優しい彗星』演奏したとか聞いたら泣けちゃうよな。
チラ見だけしてレッドへ。
⑦Awich
レッド
18:00〜19:00
今日なによりも見たかったアーティスト。
ラップスタア誕生、の審査員をされてたことでその存在を知り、アルバムをきいてブッとんで、それでここに見に来た。
もはやカッコいいなぞという
レベルは凌駕してはる
GILA GILAでは、JP THE WAVYも
飛び入りして豪華に✨
ワイザはさすがにこなかった。
終盤、娘さんとのコラボで
こちらまで泣きそうに😭
⑧HiatusKaiyote
グリーンステージ
19:00〜20:10
今日はまだ会場にきていない、ぼくの友達が推してくるので見ることに。
グリーンのうしろのほうで、ゆったりみれる。
この時間にやさしいこの音楽がきけるのは一旦ありがたい。
インディポップなかんじ、そして女性ボーカルが押していくスタイルは個人的には、アラバマシェイクスから〝黒〟味を若干ぬいたようなかんじ??
アラバマのほうがぼくは好きだけれど、ハイエイタスも、好きな人にとったらたまらん音楽をやるね。たっぷり70分。堪能させてもらった。
⑨VampireWeekend
グリーンステージ
20:10〜21:40
今日一番みたかった大好きなバンドだ。
数年まえのフジでは(最終日)みれるチャンスがあったのに、見ないで帰ってしまったのを激しく後悔。配信でみた彼らは最高のライブをしてたから。。
そして今日、、やっと!と思ったら!
冒頭5曲で音響トラブル
これには正直かなりガッカリした。
リハではうまくいっていた音響だったのに。
ただ、ここで気持ちを保ちなおした。
これもライブさ!
いや
これぞライブさ!
と。
ラインで事態を報告した、遠方の友達も
『大丈夫!ぜったい戻りますよ!』と
落ち込むぼくを励ましてくる!
フジの音響スタッフの奮闘により、一旦
バックヤードに帰ってたメンバーも15分で
再登場✨
ここからの
VampireWeekendは
スゴかった👏
エズラのMCも感動的で
英語わからんけど
『みんなでトラブルを乗り越えられてうれしい』
みたいに言っててさらに感動。
エズラの声のかんじも演奏のタイトさも
あいまって、リカバリー力(りょく)が
エゲつなかったです。
誰かがまとめた
当日セトリがこちら
この夜、まちがいなく
一番困難で
だけれども
一等かっこよくて
わたしの心を揺さぶったのは
VampireWeekend
でありました!
同世代に生きて、シーンで
大成功するところもみれて、
おっとこまえなバンドでした!
アンコールあって
一番最後の曲がBobDylanのカバーを
演りますといって、やった曲が『Jokerman』。
USインディの流れにあって、
ディランへのリスペを表出させる
彼ら。自分たちの曲かのように、とても
かっこいいアレンジでした。
前回フジ出演時のオマージュにもなっているところが更にグッときまくる。
(前回は順番的にはトリのDylanが演ったあと、クロージングアクトとしてそのあとヴァンパイアが演った。)
Dylanおじいちゃんすぎて
眠なるから早めのスロット
要求したんじゃないかという
都市伝説がもはやなつかしい
家に帰って、さっそく
プレイリスト組みましたさ!
また🇯🇵にきてくださいね、
VampireWeekend!
だいすきです。
と、
なんどもいうが、ココでおわらないのが
フジロックの夜、なんだな。(常識)
⑩清春
ピラミッドガーデン
23:40〜24:40
ぼくがフジのステージの中で
最強、最高にすきなのが
〝夜の〟
ピラミッドガーデン
キャンドルジュンさんの
プロデュースしたステージが
闇夜に幻想的に映えて
一度来た方ならわかるこの
静謐なる空間
一説には、
アーティストブッキングも
キャンドルさんがやってると聞く。
清春さんの歌声が幻想的な空間に
響きわたってました。
1日たっぷり満足して
音の波に酔いしれた初日でした(チャンチャン)
後編•2日目につづく....(かも)
※❤️5個以上ついたら後編も上梓します☺️
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