見出し画像

でんぱ組incのプロデューサーもふくちゃんってどんな人だったの? 5/22

 もう、十年以上前のことにで、今は数年に一度インタビューやお仕事でちょこっとメールするくらいなので、どこまで書いていいかわからないですけどな久保内です。その時は「よろしくお願いしまっす! 助かりまっす!」など、学校の先輩に対する微妙な敬語トーンで話させていただいております

 まぁ、面白いことはメチャメチャありましたけれど、今も話せて多分笑い話にできそうなところをかいつまんで話してみます。昔どっかに書いた原稿があったので、ペタッと貼り付けつつ適宜加筆しています。

もふくちゃん血風録「あ、私来月からアイドルをプロデュースする社長やるから」

 彼女の名前は喪服ちゃんと言い、入社直後から不思議なオーラを放ちまくっていた。しがないライター事務所に集うアイドルと握手することしか頭にない心優しい羊たちには彼女の行動をとめる術はなかった。仕事時間にBerryz工房の振付練習されたらなにも言えない……。あ、あと大相撲ファンで、大相撲の場所が始まったら、NHKの放送時間は仕事をさせてはいけない。

 一番衝撃的だったのは、通勤してきた瞬間に猛然と各所に電話をかけまくり、「クリオネ、いりません?」と発言した事件。意味が飲み込めずに呆然とした。

画像1

クリオネ

 「漁師の友達がオホーツク海で網漁をしてたら捕まえたらしいの」と電話の間に平然といい、「で、家の冷蔵庫のガラス瓶に8匹くらい泳いでるの。なんか生きてる塩辛みたいでエグくてさあ……バッカルコーンって知ってる?」と、また電話にかじりつき、交渉の結果、池袋の水族館に引き取られていった。

画像2

バッカルコーン

 彼女は一生無料で水族館に入れるパスポートという羨ましいんだかなんだかよく分からない券をもらってニコニコしていた。

 一事が万事そんな調子で、スゴイデスネと見守るしかなかったのだが、バイトをやめる理由も唐突で、「私、20代前半のうちにメイド服着てみようと思って。若さの特権じゃん?」というもの。バイトを辞めても週に数回はご飯時に現れていた彼女だが、メイド喫茶のアルバイトを初めて一ヶ月たつか経たないかのころ、おかわりを催促するついでに「そうだ、私、来週から社長になるから。で、メイドライブバー作るんだー」

 もうまったく意味がわからず、「スゴイねえ」と諦めきった実家のお母さんのようにニコニコしていたら、ホントに秋葉原で『ディアステージ』というライブバーを開店。なぜかスクール水着を着た「スク水社長」としてあっという間に有名に。そりゃ社長がスクール水着だったら有名になるよ! 店員がライブをおこないアイドルとしてもプロデュースするというコンセプトでファンを獲得していった。

 そこから、喪服ちゃんはゾンビとおっぱいが大活躍する「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」のEDや、「とある魔術の目次録」のEDが決定したアニソン歌手黒崎真音をデビューさせるわ、でんぱ組incをプロデュースするわ、現在の若者代表として『朝まで生テレビ』に出演するなどなんだかよく分からない大活躍をしており、あっさり著者と立場が逆転。「あんた、料理そこそこだからウチの厨房にバイトで来ない? 時給1000円。ライターより稼げるんじゃない?」とリクルートされかけました! 

 当時、でんぱ組incなどに楽曲を提供している村カワさんとかも弊社に出入りしていて、弊社のめぼしい人材リソースを全部かっさらい、久保内本人は別に……と、正しい判断を下したところは、現在のプロデューサーとしての辣腕の片鱗が見て取れますね。

 でんぱ組incのイベントも、「お前来い」と呼ばれて、しっかり入場料を支払って鑑賞したことも度々。

 生写真にはなぜか喪服ちゃんの生写真も……!! プロデューサーの生写真ってどういうこと? つんく♂のプロマイドってこと?と思わざるを得ない。購入するとマジックでメッセージを書いてくれるというので、嫌がらせに50枚購入してやった。すると、一枚だけ「お兄ちゃん! またご飯食べに行くね」と投げやりに書かれた写真と、なにも書かれていない残り49枚の写真が……。今も事務所のどこかに眠っているのと思うので、いつか嫌がらせにネットオークションに出品してやろうと思っている。

 その後、「私、喪服ちゃんから“もふく”ちゃんに改名したから。どうも字画が悪いらしくって!」と姓名判断にこだわる意外な乙女心も発揮。とりあえず字画より先に「喪服」という名前の縁起の悪さに気づけよと言いかけた口をグッとこらえた。

 なぜなら、アイドルオタクの筆者にはホンモノのアイドルっぽい生物には勝てないことが分かっているからだ。これからは彼女について行こうと思っています。よろしくね喪服改め“もふく”ちゃん! 抱き枕つくってくれたら買うよ! もちろんダーツの的として!(どうも風の噂で一回作ったとか何とか)

 今日はこの辺で。よろず質問受け付けています。答えたり答えなかったりしますよ。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

フォローやシェアもしていただけると、飼い猫をなでさせてあげなくもない
58
編集・ライター。編プロタブロイド代表取締役。デジタル系からオタク系コラム、経済にコピーライティング全般。著書多数。企業系オウンドメディアからニュースサイトまでよろずご相談ありましたら、 tabloidpro@gmail.com までご連絡ください。

この記事が入っているマガジン

アイドルオタク
アイドルオタク
  • 7本
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。