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ハンナ・アーレントの『人間の条件』を通じて「卓球人の条件」を考えよう!

卓球は、部活動やクラブ活動などとして行います。

つまり、卓球は「活動」です。



では、「活動」とは何でしょう?

この問いに答えてくれるのが、ハンナ・アーレントの『人間の条件』です。



アーレント曰く、人間の条件は「労働」「仕事」「活動」の3つです。



ざっくり言うと、

労働は、生きるために必要なことです。

仕事は、創作活動です。

活動は、他者と関わることです。



卓球は対人スポーツなので、「活動」になります。

「活動」とは何かを知ることで、卓球への取り組み方も分かってくるはずです。



ということで、『人間の条件』を通じて、「卓球人の条件」を考えていきます。



参考文献

『人間の条件』
著 ハンナ・アーレント
訳 志水速雄
ちくま学芸文庫

『ハンナ・アーレント「人間の条件」入門講義』
著 仲正昌樹
作品社

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①卓球とは「他者と関わること」です。
②卓球に最も必要な能力は、物事の本質を直観的に把握する能力です。
③卓球は、ユニークさの競い合いです。
④あなたの動きは全て見られているということを自覚しましょう。
⑤卓球は労働ではありません。しかし現代人は、労働に慣れきってしまっています。
⑥卓球の技術は一生モノなので、手間暇かけて大切に作り上げましょう。
⑦本当に持つべきは、技術そのものではなく、技術をどこまでも追求する熱意です。
⑧身に付けたい技術は、見本をよく見て、心でよくイメージしてください。
⑨練習メニューをこなすこと自体が目的になってはいやしませんか?
⑩あなたのその技術の価値は、対戦相手によって変わります。
⑪始めることで目標が生まれ、始めることで卓球人になります。
⑫実現不可能に思えることに挑戦するのが、卓球をやる意義です。
⑬あなたのプレースタイルを、言葉にしようとしないでください。
⑭「結果」だけを見ると、上手い人が天才に見えてしまいます。しかし「過程」を見ると、天才なんていないということが分かります。
⑮一撃で決めることばかり目指していると、自分自身を破滅させます。
⑯目標を追わず、卓球そのものにに没頭することで、見えてくるものがあります。
⑰「共通感覚」を逆手に取れば、相手をだまし続けることができます。

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