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Primitivo(プリミティーボ)人気高まる

ロックダウン期間中のイギリスでは、イタリアの南部、地図のかかと部分に位置するプーリア州で多く栽培されているプリミティーボ種(黒ぶどう) の人気が高まっているようです。

プリミティーボは、アメリカのジンファンデル種と同一の品種になります。

同一品種とは言っても、イタリアのプリミティーボはアメリカのジンファンデルに比べ、アルコール度数が抑えられていることが多く、程よい酸味も感じられるのが特徴と言えます。

90年代ごろ、EUではワインの供給過多を調整する目的で、ぶどう畑を縮小するという政策が行われ、プリミティーボの生産量も減少しました。
その後、プリミティーボがブレンド用としてではなく、単一品種としてもつポテンシャルが見直され、多くの生産者がプリミティーボを使ったワイン作りに力を入れるようになったことで、需要も増えこの10年で生産量も増えていきました。


プーリアは人気の旅行先でもあり、プリミティーボのまろやかで温かみのある口当たりは、旅行に行けない昨今では、ゆったりとした温かい南部イタリアの気候を思い出させてくれるワインなのかもしれません。


プリミティーボは比較的糖度が高いものが多いので、スパイシーな料理、例えば辛いサラミがのったピザや、ペンネアラビアータとの相性も◎。

ぜひプリミティーボのワインを見かけたら、試してみてください。

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