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Tableau Tips|パフォーマンス(フィルター編)

「パフォーマンス(フィルター編)」について紹介します。
ワークブックのパフォーマンスを決める要素は様々ですが、
今回は、その中の1つのフィルターについてまとめてみました。

AGENDA

・パフォーマンスを決める要素
・フィルターの順序
・ディメンションフィルター
・日付フィルター
・クイックフィルター

- パフォーマンスを決める要素

パフォーマンスを決める要素は大きく分けて4つです。

  1. やりたいこと(誰が、何のために、どのように使うのか)

  2. 知識(どのような操作、設計がTableauに負荷がかかるか知る)

  3. データ量

  4. 処理能力(データベース等)

場合に合わせて適切なものを選択し、パフォーマンスを考慮することが重要です。

- フィルターの順序

フィルターが適用される順序は下記の通りです。
https://help.tableau.com/current/pro/desktop/ja-jp/order_of_operations.htm

・抽出フィルター
・データソースフィルター
・コンテキストフィルター
・FIXED
・セットフィルター
・ディメンションフィルター
・EXCLUDE / INCLUDE
・メジャーフィルター
・表計算フィルター

※ 抽出フィルターとデータソースフィルターを使用することでレコード数を削減することが可能です。

- ディメンションフィルター

不連続フィルターより範囲(連続)フィルターの方が速い

不連続フィルター
 ・Tableauは、データベースにクエリを発行して、すべてのディメンションを取得する

範囲(連続フィルター)
 ・大量の不連続の値を取り込むより速い
 ・データの濃度(カーディナリティ)が高い場合、範囲フィルターの方が速い 
  *カーディナリティ:1列に入っている値の種類

- 日付フィルター

不連続日付より連続日付の範囲指定の方が速い

不連続日付
 ・ひとつひとつ取得するためクエリ結果が遅い

連続日付の範囲指定
 ・範囲で取得するためクエリ結果が速い
 ・相対日付はさらに速い

- クイックフィルター

項目が表示されたクイックフィルターは遅い
 ・表示する必要のある項目はすべて取得する必要がある
   複数の値(ドロップダウン)
   単一値(ドロップダウン)
   数値フィルター
   範囲日付フィルター

項目がデータに依存しないクイックフィルターは速い
 ・フィルターのための項目を探す必要がない
   複数の値(カスタムリスト)
   ワイルドカード照合
   相対日付フィルター
   期間を参照フィルター

クイックフィルターの表示項目
 
・データベース内のすべての値
   他のフィルターが変更されたとしても影響されない
 ・関連値のみ
   他のフィルターが関連するためクエリが増えて表示速度が遅い

ダッシュボードのクイックフィルター
 
・クイックフィルターが多いとパフォーマンスが低下
   たくさんのディメンションリストを取得する必要がある
 ・フィルターアクションを活用する
   慣れるまで時間がかかる(コメントをつけるようにする)
 ・パラメーターを活用する
   単一項目のみしか選択できない
   パラメーター+計算フィールドで複雑になる

#Tableau #パフォーマンス #ディメンションフィルター #日付フィルター #クイックフィルター

参考動画:https://youtu.be/AgNn-EnEJvo

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