見出し画像

【Tableau Tips】Tableau Serverで一時停止する抽出失敗回数を変更(tsm configuration)

noteをお読みいただきありがとうございます!Tabjo Webコンテンツ担当のtomoです。
Tableau Tips*アドベントカレンダーに参加しています!
いろんなTableauにまつわる話が多彩にあって、楽しいですよ。

https://note.com/tabjo/n/n372639b0a8d3


さてさて、私は普段の業務でTableau Serverのサーバー管理者もしているので私からはServer関連のTipsを紹介します。

Tableau Serverの抽出処理(Hyper作成)のスケジュール実行は、5回連続失敗すると、そのあとは自動的に抽出されなくなる、という機能があります。
これを再開するには【手動】でしなければなりません。

(不要にエラーを出し続けない、とか理由があっての機能だとは思いますが)DWH側で問題があった場合に、DWH側が復旧しても抽出は再開してなかった、などのトラブルが発生する可能性もありますので、運用管理者はこのあたりの仕組みも把握しておく必要があります。

とはいえ、短いスパンで抽出をかけている場合などは5回で更新が止まるのは速すぎる!などといった理由があり、もう少し多めに設定できないかといったケースがありました。

その場合は、tsmコマンドからの変更が可能です。

-- 1.現在の設定値をまず確認
tsm configuration get -k backgrounder.failure_threshold_for_run_prevention

通常はデフォルト値の5が返ってきます。

-- 2.設定を10に変更
tsm configuration set -k backgrounder.failure_threshold_for_run_prevention -v 10

最後の10をお好みの値に変更します。

-- 3.変更の反映
tsm pending-changes apply

変更を反映します。
※サービス再起動となるので本番稼働中は注意※

-- 4.再度、設定値を確認
tsm configuration get -k backgrounder.failure_threshold_for_run_prevention

ここで「10」が返ってくれば成功!

他にもいろいろ設定を変更することができます。
公式サイトはこちらから↓

こちらのTipsは私がいつも頼りにしている同僚のyukakoさんよりご提供いただいたものになります。
(yukakoさん、いつもありがとう!)

全国のTableau Server運用管理者のみなさま、よいクリスマスを・・・!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?