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【Tableau Tips】常に最新のn月前までを表示する

こんにちは、noteをお読みいただきありがとうございます!
web担当のishiakiです。この記事ではBIツールtableauのtipsをお伝えします。今回は、常に最新のn月前までを表示する、というtipsです。

どんな時に使う?

実際に業務であったことなのですが、売上ダッシュボードを作成した際
「売上が締まった月までを表示させたい」
というオーダーがありました。確かにそうですよね、折れ線や棒グラフで月途中のものが表示されていると、その月だけ売上が低いように見えてしまいます。

方法① フィルターの「最新月」と「除外」機能を利用する(常に最新月の1ヶ月前までを表示する)

サンプルスーパーストア 注文シートを使用し、最新月(今回の記事を書いている2019年9月)を除き、2019年8月までのデータを表示させます。

1)オーダー日(不連続 年/月)をフィルターに入れる
2)「ワークブックを開いたときに最新の日付値にフィルターします」
  にチェックを入れる
3)「除外」にチェックを入れる

すると、このデータ内での最新日付、2019年9月に取消線が入り、2019年8月までの表示にすることができました。

今回は年/月をフィルターに入れて除外処理をかけましたが、もちろん日や年のフィルターも可能です。

方法② 計算フィルターの判定式を使用する(常に最新月のnヶ月前までを表示する)

1)計算フィルターで以下の判定式を作成する


2)1で作成した判定をフィルターに入れ、「真」を選択する

すると、方法1と同じように、2019年8月までのグラフとなりました。

DATEDIFF関数は指定した単位(年or月or日)で、日付の差分を表示させる関数です。今回の場合は'month(月)'の単位で、today()=2019年9月と、オーダー日に入っている月を引き算し、その結果が1以上になるかどうか、という判定式を作成し「真」でフィルターしました。よって、差分が1以上である2019年8月以前が表示される、という形にすることができました。

方法1と異なり、この判定式の数字部分を変更すれば常に2ヶ月前、3ヶ月前までを表示するなど、自分で設定ができるようになります。
2ヶ月前までを表示:DATEDIFF('month',[オーダー日 ],today())>=2
3ヶ月前までを表示:DATEDIFF('month',[オーダー日 ],today())>=3

実務で使えるtipsだと思いますので、ぜひご活用ください★

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