見出し画像

ヨガインストラクターがやるべきこと

ヨガインストラクターは多い

現在
日本の全米ヨガアライアンス認定講師は
2000人以上います。

今、ヨガインストラクターってとても多いのです。

多いというのは相対的であやふやな言葉なので
もう少し端的に言うと
「ヨガを伝えられる環境」に対して
「ヨガインストラクターの数」の方が
圧倒的に多いのです。

ヨガを伝えられる環境 < ヨガインストラクター

ここで言っている
「ヨガを伝えられる環境」というのは
物理的には
ヨガスタジオとか
フィットネスクラブとか
地域の公民館などを指します。

ただそれだけはなく
ヨガレッスンを伝えるためのプランを立てて
告知して
集客して
継続に繋げられるようなレッスンを提供し
収益化する
といったような
「ヨガを伝えるための一連の流れ」のことも指します。

ここではそれらもひっくるめて
「ヨガを伝えるための環境」と言っていて
それに比べて
「ヨガインストラクターの数」が多いよーという話なのです。



生徒さんに対する誠意

ここでヨガインストラクターさんに質問です。
「あなたのヨガクラスの特徴は何ですか?」

もしこの質問に対して
言葉が出にくかったり
当たり障りのない言葉しか出なかったり
特徴を聞かれているのに謙遜が勝ってしまうような答えになる場合は
もう少し自分のヨガクラスを分析した方が良いと思います。

そして
この質問にはすぐに答えられるようにした方が良いと思います。

これは世に溢れているヨガインストラクター達の中から
頭一つ出るための差別化作戦ではありません。

理由はもっとシンプルで
自分が良いと思えるものでないと
人には伝えられないし
伝わらないからです。

自分のヨガクラスの特徴を把握して伝えるというのは
生徒さんに対する誠意です。

「私のクラスのここがいいんだよ」
と伝えることは
生徒さんのためになる行為であって
必要な行為なのです。


僕のクラスの特徴

一応僕のクラスの特徴を話しますね。
僕のクラスの特徴は
「自然と呼吸が深まるような設計になっている」という点と
「日常生活をより豊かにするキッカケになる」という点です。

実際に行うポーズはシンプルで
基本的なものばかりです。
ポーズそのものに何か特別感があるわけではありません。
ただ
そのポーズを行う順番やタイミングが計算されていて
「呼吸を深めましょう」という言葉が無くても
勝手に呼吸が深まる仕組みになっています。

呼吸は心と身体をつなぐパイプ役です。
ヨガクラスで呼吸を深めることで
意思と行動の繋がりが滑らかになり
その余韻を日常生活でも体験できるようになります。

ヨガを通して日常生活をより豊かなものにしてくれる
キッカケの一つになるという点が僕のヨガクラスの特徴だと思います。

・・・

このように
自分のクラスの特徴が明確になると
それを伝えるためにやらなきゃいけないことも
明確になっていきます。

「呼吸を深められるのが特徴」なのであれば
都心の駅近の一等地よりも
静かで自然が感じられる場所の方が良いというのが見えてきます。

「シンプルなポーズしかやらないのが特徴」なのであれば
動きは少なくていいわけですから
大箱を容易する必要はなく
こじんまりとした空間で良いというのが見えてきます。

「ヨガを日常生活に繋げられるのが特徴」なのであれば
日常で役立つちょっとしたヨガの教えを
SNSやブログで発信した方が良いのでは?
ということも見えてきます。



まとめ

このように
自分のヨガクラスの特徴が明確になる(人に話せるようなる)と
そのヨガクラスを伝えるための環境を造ることに繋がっていきます。

冒頭
ヨガインストラクターの数が多いと言いましたが
言い方を変えれば
ヨガインストラクターの数が多いのではなく
「ヨガを伝えるための整った環境」が少ないということです。

自分のヨガクラスの特徴が明確になればなるほど
そのクラスを伝える環境も明確になっていきます。

こういう作業はめんどくさい面もありますが
「生徒さんのため」の思えば出来ますよね。

自分を見つめることは
自分以外の人のためになります。
自分のヨガクラスを見つめることは
生徒さんのためになります。

そんな想いで取り組んでみてください。
おわり

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?