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ヨガインストラクターは身の丈起業をすべし

ヨガインストラクターという職業は
意外と総合職です。
「ヨガを教える」という業務は
実はほんのわずかで
それ以前に
生徒さんを集めるための
ホームページを作ったり
SNSで発信したりと
様々な業務をこなさなくてはなりません。

この手の作業が得意であれば良いのですが
苦手な方も多いと思います。

本当にどうしても苦手なものは外注するのも良いと思いますが
やはりまずは
何事も自分で一度はトライした方がいい
と僕は考えています。

その理由は2つあります。



理由①自分を知るため

苦手なことや嫌いなことに時間と労力を費やすくらいなら
お金を払って外注して
クオリティの高いパフォーマンスを発揮した方が
効率が良いという考え方が出来ます。
この考え方はとても重要です。
だからこそ
得意か苦手か?好きか嫌いか?を把握するためにも
まずは自分の頭と手足を使って行動した方が良いです。

ホームページを作るなら
まずは無料で出来るサービスを作ってみる。

チラシを作るなら
良さそうな写真をスマホから探して
文章を考えて
とにかく自分で作ってみる。

こうやって始めてみると
「苦手だけど・・・好きかも」といったような自分に気がつくかもしれません。

逆に「やっぱりこれは私に向いていない」というのであれば
そこで外注すればいいと思います。
このとき
一度自分でトライしてから外注する人と
食わず嫌いでいきなり外注する人とでは
状況が全く違います。

一度自分でトライした人は
自分の苦手な部分を把握しています。

これはつまり
自分の理想の完成型がある程度明確になった上で
そこに自分のスキルが追い付いていないことを
「苦手」と判断しているのです。

ここまでやっていると
外注する際のオーダーが明確になり
外注先にも意図が伝わりやすいのです。

一方で
食わず嫌いでいきなり外注する人は
自分の手足を動かしていない分
何をどうお願いしたら良いのかが全くの無智な状態です。

この場合
外注先に丸投げする形となるので
場合によっては費用が余計にかかったり
無智な故に加入しなくてもいいサービスに加入したりしてしまいます。

ですから
自分の好き嫌いを把握するためにも
まずは一度自分でトライすることをおすすめします。



理由②顧客の行動の流れを知るため

ヨガインストラクターがヨガのクラスを販売するには
顧客の行動を知る必要があります。

新規の顧客であれば以下のようなプロセスがあります。

...
あなた(のクラス)を知る
 ↓
関心を持つ
 ↓
詳しく調べてみる
 ↓
より興味を持つ
 ↓
購入にいたる
...

具体化してみるとこんな感じ。

...
新規顧客が友人の口コミであなたのことを知り
 ↓
友人からもらったチラシで関心を持ち
 ↓
ネットで詳しく調べて
 ↓
あなたのブログを見て、より興味を持ち
 ↓
クラスに申込をする(商品購入)
...

つまり
この流れの中でどこかが欠けてしまうと
顧客を取り逃がすことになり
商品購入には至らないのです。

その商品があなたのヨガクラスなのであれば
あなたのヨガを伝えるためにも
顧客の行動の一連の流れを把握する必要があり
各フェーズにアンテナを張る必要があります。

「チラシとホームページは外注」
「文章書くのは苦手だからブログはやらない」
「写真は好きだからインスタだけやる😏」

↑みたいな動き方をすると
自分自身が把握している部分とそうでない部分がまだらになり
顧客の行動を「点」でしか観れなくなります。

一方で
ある程度自分で何でも行動することにより
うまいへたは別として
顧客の行動を「線」でイメージ出来るようになります。

この線が作れると
顧客が商品を購入するまでのアプローチをより密に
最短距離で提供できるようになります。

つまり
あなたのヨガクラスに生徒さんが来やすくなるということなのです。



▼最後に

僕がヨガスクールの運営を始めるときに
キーワードにしていた合言葉があります。

それは「身の丈起業」です。

僕は見えっ張りのカッコつけなので
ついつい背伸びをして
「より良いものを!」となりがちでした。

特に「自分の意志が反映されたヨガの場所」となると
どうしても気合が入り過ぎてしまう傾向にありました。

ですから
この「身の丈起業」を合言葉に
なるべくお金を使わず
頭と体を使うことを意識していました。

そのおかげで
今ではある程度広い分野で
そこそこのノウハウを持てるようになりました。

先ほど話したように
顧客の行動の流れを線でイメージするためには
自分の身の丈に合った範囲で
自分自身が行動することをオススメします。

おわり

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