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ヨガの効果を得るには(前編)

シヴァ・サンヒターというヨガ経典では
ヨガの効果を得るためには
6つの条件があるといっています。


①必ず成功するであろうという信念
②ヨガそのものに対する信頼の念
③師匠を敬う
④平等心を持つ
⑤感覚器官の抑制
⑥摂食


①必ず成功するであろうという信念

6つある中で
この①の教えが最も重要だとされています。

あなたは今
どんなヨガライフを送っていますか?

一言で「ヨガをしている」と言っても
そのスタイルは多種多様ですよね。

・クラスに参加する
・家で1人でやる
・瞑想
・ホットヨガ
・ビーチヨガ
・指導者資格コースに参加する
・ヨガを教える
・本を読む
・カルマ・ヨーガ(慈善活動)
・神様に祈願する
などなど

形は何であれ
それらは何かしらの目的があっての行動だと思います。

ここでは「その目的は必ず達成出来る」という信念を持って取り組むことが
最も大事だと言っているのです。

わかりやすく「指導者資格コースに参加する」を例に挙げると
「私は必ずヨガの資格を取って、今後の人生をより豊かなものに出来る!」
と信念を持ってコースに臨むことが大事だと言うことですね。

これは逆に考えれば
もっとわかりやすいです。

「どうせこんなことやったって絶対にうまくいかない」
と思ってヨガをしていたら
どうなると思いますか?

疑いのフィルターを通して実習したところで
自分の実になるわけがありませんよね。
そういうヨガは
効果を得るどころか
自分自身を苦しめてしまいます。


②ヨガそのものに対する信頼の念

先ほどの①は
自分が選んだヨガ実習に信念を持つことでした。
この②はヨガという伝統文化そのものに信念持つこと
と解釈出来ます。

ヨガは
日本で言うと縄文時代のあたりから
現代に至るまで伝えられてきました。
哲学や宗教が生まれるよりも前の話です。

ヨガは
人類の本能的な部分として
必要だったのではないかと感じますし
ヨガはやるかやらないかという差を越えた
「ただそこにある」という
海や山などの自然に最も近い存在なのかなと
考えたりもします。

ヨガは形がないからこそ、時代の影響を受けることなく
今日まで伝わってきたのだと思います。

そんな伝統あるヨガに身を任せなさい
というのが第2の条件です。


③師匠を敬う

ヨガは「生き方」ですから
生き方のプロ
つまり人生の師匠を敬うことが
重要です。

あなたの人生の師匠は誰ですか?

身近なところで
両親や祖父母がいますよね。
そういった人達でもいいし
ガンジーやマザーテレサといった偉人でも
いいと思います。

それと師匠は何人居てもいいです。
ヨガの世界では
「真の師匠(サット・グル)」と
「専門分野の師匠(ディークシャー・グル)」と
分けたりもします。

職場の師匠は〇〇さん
サーフィンの師匠は⬜︎⬜︎さん
でも人生の師匠はお母さん
みたいなイメージですね。

師匠は
あなたが歩きやすいように
道を慣らしてくれているので
その道を歩むだけで良いのです。


でもたまに
「あっちの舗装されていない新しい道を歩きなさい」
と教えてくれることもあって
トータルで成長を与えてくれるのが
師匠だと思います。

師匠を敬うことで
その師匠の考えが
どんどん自分の頭に転用されますし
困ったときには
「こんなとき師匠ならどうするかな?」
といった視点を持つことができます。


以上、今回は①〜③を解説しました。
後編は④〜⑥を解説します。

つづく


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