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本番に強くなる3つの方法

さて
今日は「本番に強くなるには」というお題です。

試合の本番
試験の本番
舞台の本番
などなど
僕たちの日常ではたまーに
「本番」という
自分の持っている力を最大限に発揮したいタイミング
というものがありますよね。

もちろんですが
本番で今までできなかった技が
急に出来るようになるはずがなく
解けなかった方程式が
急に解けるようになるはずがありません。

本番で急激の技術や知識が向上することはありえないので
今持っている技術や知識をどれだけ発揮できるか?
というところがポイントとなるわけです。

ちなみに
ヨガの本来の意味は
「精神統一」です。

これをカタカナにするなら
「メンタルコントロール」となります。

今日は本番で自分の持っている力を最大限発揮するための
メンタルコントロール法を3つの段階に分けてお話しています。

緊張しいな方にも良いですし
お子さんなんかにもお伝え出来るような内容かなと思います。



①緊張を味方につける

まず最初のメンタルコントロールは
『緊張を味方につける』です!

本番に弱いと思っている人には特徴があります。
それは
自分の力が発揮出来ないのは緊張のせいだ!
と思っていることです。

たしかに
緊張して頭が真っ白になったり
手足が震えるといったことがあると思いますが
実は緊張は悪者ではなく
自分の力を発揮するために必要な心の動きなのです。

緊張はパフォーマンスを発揮する上では
とても重要な要素です。
なぜなら「緊張」と「集中」はとても近い心の動きだからです。

例えば
学生の頃に勉強しているとき
家だとなんとなく集中出来ないから
カフェとかファミレスとか図書館に行ったりしませんでした?

また最近では
在宅ワークが増えていると思いますが
家で仕事するのってなかなか集中出来ないですよね。

やはりある程度身だしなみを整えて
会社に行って
パソコンを開いた方が集中出来るという方も多いと思います。

要するに
家だと気が緩みすぎるのです。
リラックスと言えば聞こえはいいのですが
リラックスし過ぎてしまうと集中力は低下し
パフォーマンス力は低下します。

なので
人目があるところに行って
ある程度の緊張というスパイスを加えることによって
集中力が向上し
パフォーマンス力が向上するのです。

緊張は集中に向かうための必要なスパイスなのです。

だから
緊張は良い事なのです。
緊張しちゃダメと思うのではなく
むしろ逆で
本番は大いに緊張してください。



②緊張している自分を客観視する

緊張は敵ではなく味方だということがわかりましたね。
では次のメンタルコントロールは
『緊張している自分を客観視する』です!

緊張というのは
自律神経系では交感神経が優位に働いているという状態です。
そうなると身体にはいろんな反応が起こります。

・心臓の鼓動が速く強くなっている
・呼吸が浅く速くなっている
・口や喉が渇く
・トイレが近くなる
・手や脇に汗をかく
・肩に力が入る

などなど。
こういった生理反応を一つ一つ客観視すると良いです。
客観視とは
言い換えるなら「再確認」です。

心臓がバクバクしていることなんかは
最初から自覚していると思いますが
それを改めてじっくり再確認してみてください。

これの何が良いのかと言うと
意識を「未来」から「今」に戻すことが出来るのです。

そもそも緊張という心理状態がどこからきているのかというと
それは未来です。

スポーツの試合だったら
勝利という未来の理想像。

試験だったら
合格するという未来の理想像
があります。

自分の中で未来の理想像があって
そこに近いパフォーマンスが出来るか出来ないかという
葛藤や不安の中から緊張という心理状態が芽生えます。

つまり
緊張とは意識が未来に行っている状態なのです。

よく考えてみてください。
意識が未来にある状態
つまり
今ココにいない状態で
果たして良いパフォーマンスを発揮出来るでしょうか?

現在進行形で心臓がバクバクしていることに注意を向けることで
未来に行きやすい意識を
「今」に戻すことが出来るのです。

そうすると
100だった緊張が70~60くらいに収まります。
かけ過ぎていた緊張スパイスが
丁度よい量になる感じですね。

こういった形で
緊張で起こる生理反応を利用して
今ココに意識を向けるという
メンタルコントロール法なのです。



③呼吸を調整する

仕上げはやはり呼吸です。
最後のメンタルコントロール法は『呼吸を調整する』です!

ヨガ経典ではこのように説かれています。


「息を吐き、息を止めることで、心が清められる」(ヨーガ・スートラ1-34)

呼吸の随意コントロールは
自律神経系の調整に繋がります。
自律神経はアクセルとブレーキなので
両方とも重要で
そのときの状況に合わせてコントロールする必要があります。

緊張状態が強いのであれば
細く長い呼吸をした方が良いですし
ちょっとだるいな~という気分のときは
強くて速い呼吸をした方が良いです。

ただ
こういった呼吸法を本番の前にいきなりやるのは無理ですから
やはり日頃から呼吸をコントロールして
状況に合わせて扱えるようにしておくと良いですね。



まとめ

①緊張を味方にする

②緊張している自分を客観視する

③呼吸を調整する

この3つのフェーズでアプローチすると
ちょうどよく緊張しながら集中することが出来て
結果本番では最大限のパフォーマンスを発揮できるようになります。

緊張しいの方はぜひ試してみてください。

最後にオマケとして言うのであれば
「何をやらかしても死にはしない」
くらいの感覚でいると良いと思います。

僕は
「別に死にはしないし、だいたいことはどうでもいいこと」
と思うようにしています。

ということで
少しでも参考になっていたら嬉しいです。
緊張しいなお子さんなんかにも
ぜひ教えてあげてくださいね。

おわり

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