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中国語の単語、文法を身に付けた結果になったコトについて

今でも日常的に中国語で話したり書き物をしている自分。
そんな自分に寄せらる中国語学習に関する悩みとして多いのが「単語量が増えない」とか「会話が上達しない」というもの。
正直言って私もわからない。でも今はそれなりに会話できてるもんな。
でも私の事だから熱心に単語の暗記とかしてなかったに違いない(自信を持って言える)。
「自分ってどうやったんだっけな~」と悩みつつ、「たぶん、結果としてこれが良かったんだろうな」という、当時は完全に遊び気分、暇つぶし程度でやっていた部分をまとめてみた。

やっていたのは「説明する」習慣

そう、そのままである。
「説明する」
これはこうで、あればああで、と、物事を説明するという事である。

「それって、語彙量が増えてからできるんじゃない?」
と思われるかもしれないが、個人的には「語彙量が少ないときにやたら使った」記憶がある。
そう、語彙量が少ないから欲しいものや必要なものを、いろんな方法で説明せにゃならんのである。

たぶん、これが中国語を話せるようになるのに、大きく役立った、と思う。今振り返って思えば…。

簡単に言えば、「椅子」が欲しいが単語がわからんという場合。
少なくとも「座る」とか「休む」、「このくらい」、「こんな形」とか、関連の知ってる単語&ジェスチャーで無理やりに伝える。

椅子

ここでいう「説明」とは、そういうようなこと。

では、どうするのか、簡単に見てみよう
※あくまでも個人の見解です。

1.とにかく聞きたい内容の準備をする

留学していて見るものすべてが新鮮だった私。
今と変わらず素直で、ピュアで、よい子だった。

なので、ずっとテレビのニュースなんかを見ていたのだが、いろんなニュース、街角ネタに興味をひかれた。
しかし、中国語レベルが低いのでよくわからん。
でも知りたい。

ということで、次の日に先生に聞いてみることにした。
幸い、

①先生は日本がしゃべれない。
②私は英語が喋れない。
③日本人クラスメートは部屋でまじめにゲーム三昧のためクラスに来ない→気兼ねする必要がない

という環境だったので、とりあえずなんか気になったニュースの事を聞きまくった。

といっても語彙量が足りるはずもない。そこで1stステップ。「準備する」のである。

準備する内容は以下のいくつか。
①ニュースやドラマで見た光景
分かる範囲で日本語で書き出し、中国語の単語を調べておく
②中国語のテロップなんぞをメモっておく
これも中国語でメモって後で意味、というか読み方を調べとく
③そのほか、それに関連した思いついたキーワード
とにかく見てて気が付いた言葉とかメモっておく
④聞きたい内容を形だけ話せるように、表現なんかを何とかして調べておく
基本的な文法で結構伝わるので、あとはそれに合わせて単語を入れ替えるイメージを作っとく。

準備1

これで準備の第一段階終了である。

2.そのことに関連した日本の状況を調べておく

これで、中国の人と話す準備はできたのだが、個人的な目的としては「話をする」ことではなくて、「知りたい」のである。
このままでは質問して、答えを返されてそれで終わりだ。欲しい話を「聞き出さなきゃいけない」。

というわけで「じゃぁ、そのトークテーマの日本の状況をぶつけたらどう返ってくるか」ということを思い至った。

なので次にした準備は、以下のたぶんいくつか。
①日本ではこんな感じ、を書き出す
とりあえず、その内容で思いつく日本の状況を書き出して単語を探しておく。

②日本人はこんな風に思っている
日本人を代表した〇翼的な気分で「日本人ってこう考えるんだけど」的なことを書き出して、言葉を調べておく。

③いろんな背景も調べておく
物事によっては歴史的な背景があるので、調べておく。

準備2

とまぁ、準備するのはこれくらい。
こうやって書いていくと膨大な量に思えるが、メモ程度のモノばっかで、あとは「明日どうやって話そうかな~。あ、この言い方知らねぇや」みたいな感じで、とりあえず考えながら飯を食っていた。

超かっこよく、すげービジネスシーン的な事を言えば
「とーくすくりぷと」
みたいなものを考えといたのである。

3.あとは話す

で、翌日のお目当ての授業。案の定、ほかの日本人学生はいない。前の日にスタンバっておいたことを、先生にぶつけてみるだけ。

その時に必要なのが
・とにかく話す→相手は中国語を教えるのが仕事なので、聞いてくれる。
・筆談も交える→漢字圏の必殺技
・あとは身振り手振り→パントマイムみたいな感じにもなる。

それだけでもなんとかなるし、それで覚える言葉も多かったような気がしている。

話そう

この方法の後で気づいたメリット

お分かりかと思うが、基本バカなので、この時は完全にゲーム気分、面白八割。でも、それって結構役に立ったなと。
どう役に立ったのかといえば、以下の数点的な感じ。

①会話するときに方向性があるので、会話量が増える
②中国社会に根差した単語や表現が増える
③ある事象に対する中国の状況、またその日本との差、およびその背景を理解できる

そのへんは、今の仕事に役に立ってるかな。

結局、単語帳とか文法テキストにかじりつくのは、私みたいな「出来損ない君」にはムリなのよ。

とまぁ、その程度のもん。

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