ねころんでロンゴ(論語)~情報って仕入れるだけじゃなくて
述而第七
原文
子曰「蓋有不知而作之者。我無是也。多聞擇其善者而從之。多見而識之。知之次也。」
書き下し
子曰く「蓋(けだ)し知らずして之を作る者有らん。我は是無きなり。多く聞て其の善き者を択びて之に従い、多く見て之を識すは、知るの次なり。」
訳
孔子がニュースを見ながら(脚色)言った。
「モノも知らんで好き勝手にモノゴトを作り上げる(ベラベラ語る)ヤツってのはいるかもしれんけど、そういうのはやらんようにしてる。
自分ができるのはたくさん情報仕入れて、取捨選択して、いいモノついてはやってみて、なるべくたくさん見てみて、それを覚えとく。
物知りってわけじゃないけど、たぶんその次ぐらいには行ってるんじゃないかな。」
寸感
情報って見る、聞くだけじゃ意外と足らないんだよね。
実際に自分の頭で考える→やってみる→記憶する、まで試してみて、ようやく自分の身に着くということなのね。
逆に見聞きしたことを考えもせずにベラベラしゃべって回るって簡単だけど、底が見えやすいよね。
それにしてもこの「不知而作之者」、実際多いんだよね、特にテレビの中のいわゆる「専門家」や「有識者」とかに。
情報を簡単に転載、リツイートできすぎなんじゃないかな?
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