見出し画像

FIRE後の海外旅行③ ベトナム・フエ

ダナンの後は、北に50キロほど離れた場所にある、世界遺産の古都フエへと向かいました。
フエまでは旅行サイトで予約したバンに乗って移動。
途中山道を走りますが、高速道路が整備されていて快適でした。

フエはベトナムのグエン王朝の都が置かれた古都で、街の中心をフォン川が流れていて、周辺に観光名所が点在しています。
世界遺産に登録されているスポットは郊外にも広がっていて、個人で全て回るのは難しそうだったので、ガイド付きの一日ツアーに参加することにしました。

フォン側の遊覧船

街の中心には、世界遺産のグエン朝王宮(フエ王宮)の建造物が広大な敷地の中に鎮座しています。
中華風の建物ですが、フランスの影響も受けているそうで、繊細で優美な造りのものが多かったです。

フエ王宮 城門
楼閣の太鼓
玉座

敷地が広大で、暑い時期だったので、大量の汗をかきながら見学。
日傘と水分補給は必須でした。

グエン王宮の後はボートに乗って、フエ最古の寺院、ティエンムー寺の見学。

高さ21mの七重塔「慈悲塔」

その後再びボートに乗り、ランチを食べながらミンマン帝陵へ移動。
小さなボートでしたが、ベトナム料理とビールを頂きながらのんびりとクルーズしました。

ミンマン帝陵は、2代目皇帝のミンマン帝の陵墓で、大きな堀を巡らせた広大な陵墓でした。

ミンマン帝陵の堀

その後はバスに乗り、郊外にある観光スポットの見学に。
世界遺産のカイディン帝廟(応陵)へ向かう途中、線香の村と言われるトゥイースアン村の見学。
カラフルな線香がお土産として売られていました。

トゥイースアン村の選考
線香を作っている様子

バスで20分ほど走り、カイディン帝廟(応陵)へ到着。

カイディン帝廟 入り口階段
カイディン帝廟 文武百官像
カイディン帝廟

第12代皇帝カイディン帝(在位1916~25)の帝廟で、1920年から11年の歳月をかけて建設された陵墓だそうです。
カイディン帝が、宗主国であったフランス文化に強く影響されたという背景もあり、バロック様式と中国様式が混在したユニークな建築になっています。

啓成殿

カイディン帝の等身大の像が安置されている啓成殿は、黄金の装飾やアジア各地から集めた瓶や器で飾られた、見ごたえのある世界遺産でした。

カイディン帝廟 前庭

フエの世界遺産を巡る一日ツアーに参加した翌日は、市内中心部を散策しました。
街の中心部を流れるフォン川の河畔には、公園や美術館、博物館などが点在しています。

昼は暑いので歩いている人は少ないですが、夜は涼しくなり、河畔がライトアップされるので、多くの人で賑わっていました。

フォン川の風景
ライトアップされたTruong Tien橋

フエの街はかつて王宮が置かれていたので、高度な宮廷料理が発達し、その流れをくむフエ料理が有名です。
ベトナム料理のイメージとは少し違い、スパイスをあまり使わない繊細な味付けのものが多かったです。
また、フランス料理の影響があるためか、つけ汁としてソースを多用するものが多かったです。

ネムルイ(豚肉のつくね)
タピオカ粉の生春巻き
フエ料理の盛り合わせ
フエ料理の定食

また、フエでもビールが安くお店で飲んでも一本100円くらい。
フエでもフーダーという地元のブランドのビールが主流でした。

フエの街は観光地化していて、中心部は若干ごちゃごちゃしていますが、安目のホテルがたくさんあり、長期滞在者も多かったです。
食べ物が美味しく、お酒も安く気軽に飲めるので、ロングステイに向いている街という印象でした。

フエの後は再び南下して、もう一つの世界遺産の街、ホイアンへと向かいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?