見出し画像

他人の嫌な部分こそ自分の一部

昨年の秋頃、ある一冊の本を読んで衝撃を受けた。そこに書かれていたのは、

他人の気になる行動や苦手な部分こそ、自分自身が気にしていたり、コンプレックスだったり、潜在的に変えたいと思っている部分だ。

というもの。
私はこの頃よく「本音を言わない人ってなんか裏があるようで苦手」と思っていた。そしてこの文章を読んだ時に気がついた。

私じゃん、、、笑

自分の気持ちをはっきり伝えずその場を乗り切る。やんわり濁す。曖昧な返答の数々。
自分の行動を振り返ると、私こそ本音を言わない人間だった。

すごい衝撃で、脳天ぶち抜かれたみたいな感覚。相手は自分の鏡だと思っていたはずなのに、いざ対面すると自分を省みていなかったんだなと。

         ***

これを知ってから、たくさんの人を観察してみたら、本当にそうだった。

例えば、
「すぐ行動に移さない人あんまり好きじゃない」
という人が実は肝心なところで足踏みをしてしまっていたり、

「浅はかな人が嫌い」
という人が、外見のせいで思慮が浅いと思われがちというコンプレックスを抱えていたり。

他にもいろいろあったけど、大事なのは、
自分自身と向き合うためのきっかけや気づきのヒントは沢山ある
ということ。
他人にモヤっとした感情が湧いた時は、なぜその人のその部分が気になるのか、現在の自分と照らし合わせるようにしている。多くの場合、それは自分自身の問題だから。

こんな小さな気づきとちょっとした行動変容が、より自分らしく心地よく生きていくために必要なのかなと思ったりした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?