「旅するたね|プロジェクト」秘境からたねが旅だって行きました
宮崎県諸塚村に残る在来品種のたねを広くシェアし、たねと人が紡いできた物語の担い手を全国に増やすプロジェクト「旅するたね」。
第一弾は雑穀粟(アワ)。
たね蒔き時期の終わりも近づき、続々と希望者のもとへと "たね" が旅立っていきました。
畑やプランターなどで粟を今暮らす場所で栽培してもらうだけでなく、シードライブラリー(たねの図書館)を通じて、辺境の畑でたねを守ってきた人々のことを発信していきます。
米食への移行から食の西洋化、経済構造や価値観の転換におる山村からの人口流出など、様々な要因から山間部における雑穀の伝統的栽培は絶滅寸前。
遠からず立ち消えそうだった、諸塚村の粟の物語が新たな人々のもとで、新たな物語へと紡がれていく未来がいまからとても楽しみです!
数千年前に中央アジアで栽培品種化された粟が、縄文時代に日本へと渡ってきた種が諸塚村へたどり着き、それが21世紀のいま、また新たな人々のもとへ旅立ちました。
「旅するたね|プロジェクト」では、以下のコンテンツを展開予定。
①旅路の地図
.....たねが渡っていた先をマッピングし、その旅路を可視化します
②旅のしおり
.....栽培方法をはじめ、たねのこと、雑穀のこと、そして地域でたねを守ってきた人々のことを発信します
③旅先からの便り
.....新たな担い手の皆さんにも栽培経過などを発信してもらい、交流しながらネットワークを広げていきます
④新たな旅立ち
.....無事に収穫を迎えたら幾分かのたねを次の誰かのもとへ旅立たせます。
新たな旅に添えるアートをWEB上でシェアします
栽培のできない方もぜひ、たねと物語を継ぐ輪に加わりませんか。
今後が楽しみです!
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