見出し画像

「ガラクタ市へ行こう! in ジョージア」

世界一周333日目(5/27)

僕はカメラの修理が終わるまでここに滞在している。決して沈没しているわけではない!決して!

えっ??!!前にも同じ様なセリフ言ってたっけぇ?「四畳半神話体系」に影響され過ぎじゃない?ちなみに僕が言ってるのはアニメの方です。キャラクターデザインがアジカンのジャケを担当している中村祐介だったんだよねー。セリフ回しも面白かった。

うわぁ〜!!!ナヤさんの動きが速過ぎて残像が..!!! 

画像2

そして針治療の餌食にぃぃぃぃ〜〜〜!!!

画像3

7時半に二段ベッドの上で目を覚まし、iPhoneをいじる。朝起きてすぐ読むブログはコーヒーのそれに近い作用を僕の脳みそに与えてくれる。さて今日も沈没生活が始まるわけだ。こんな生産性のない毎日を過ごしているのに、毎日こうして日記を描く僕を誰か褒めて欲しい!できることならワンレンの似合うお姉さんになでなでして欲しいっっっ!!!いやボブでもいい!


トイレに行って顔を洗い、電子ポットにカップ一杯分のお湯を沸かす。ありがたいことに宿ではコーヒーや紅茶(それにワイン)が飲み放題だ。カフェイン中毒者の僕にはたまらない。インスタントコーヒーの粉末を入れたカップにスプーン一杯の砂糖、それに沸騰したお湯を注ぐ。昨日の晩ご飯の残り物をいただき、僕の一日が始まるわけだ。

なんだかんだ言ってFacebook見てる時間が多い。朝書く日記もいいもんだ。心が穏やかだ。欲を言えば「ノリ」が欲しい。

画像4

ホステル・ジョージアに出勤する前のカズさんに質問をしておいた。気になっていたことだ。

「そう言えば雑貨って売ってるところ、どこか知ってますか?」

「雑貨かぁ…。ガラクタ市ならあるよ」

おっ!

何やらメトロの「Marjanishvili(マルジェニシュビリ)」から南に行ったところに"Dry Market"と"Dry Bridge"というものがある(今マップアプリで見たらそんな風に表示された笑)。昨日歩いた時にはそんなの見かけなかったけどなぁ。曜日によってなかったりするのかも。



雑貨の情報を手に入れた僕はマルジェニシュビリ駅へと向かった。

僕はガラクタ市へ直行せず、ひとまず靴屋さんへ。

画像5

画像5

前日、ここで靴屋さんを発見したのだ。昨日は独立記念日ということもあり、靴屋のおっちゃんは昼間っからウォッカをあおり、「仕事はやんないよ!」と小さなお店の中で仲間と酒を飲んでいた。

KEENのサンダルの修理は何回目だろうか?壊れるのは決まって「かかと留め」の部分。機動力の要だ。インドで皮のパッチを当ててもらったんだけど、今回は縫い目がほつれて片方取れてしまったのだ。

「あのぉ、スイマセン、今日は営業してますよね?ここなんですけど、直せます?」

アルコール依存症なのかおっちゃんの手はかすかに震えている。ちょっ…大丈夫なのかしら???

「い、いくらでしょうか…?」

指で「3」を表すおっちゃん。安い!その場で3ラリ(172yen)を支払った。おっちゃんは自分の腕時計の「6」を指差した。あぁ、6時に取りに来いってことね。



サンダルを修理に出した僕は今回のメインイベントであるガラクタ市へと向かった。

足を運んだガラクタ市はカズさんが言った通り「ガラクタ」が売っていた。

画像6

画像8

画像9

みんな家の中の用途不明のガラクタを持ち出して売っている。

このガラクタ市の見所をあげるなら、ここには絵も売っていることだ。油絵みたいなものから、ちょっとアーティスティックなものまで。これを見にガラクタ市を訪れるのも楽しいかもしれない。

画像7

画像10

もちろんベタな雑貨もあった。日本に持って返ったら埃をかぶるであろう角の杯なんかももちろんおいてある。雑貨の相談をしている友達に送るべく、雑貨の写真もバシバシ撮っておいた。

ピン/缶バッチも置いてあったので一応値段も訊いておいたが、そこまで安くはない印象だ。同じ様なものならアルメニアのエレバンで買った方が安い場合もあった。ガラクタの中にはちょっと欲しい欲しいものもあった。ボタンを押すとカチカチと子気味いい音をたてるレトロなストップウォッチとかね。

「おっちゃん、これいくら?」

「30ラリ(1,721yen)だ」

ニヤニヤしながらおっちゃんが応える。ははは。冗談キツイぜ。紺埃かぶったガラクタがそんなするわけないでしょう。「じゃあいいや」と僕が背中を向けると「じゃあいくらだったら買うんだ!!??」と値段を訊いてきやがった。

うん。世界中どこにも似た様なヤツらはいる。観光客なめるんじゃねえ。他にも似た様な味のある雑貨を見つけたのだが、値段を訊いてみるとどれもズレたものばかりだった。『えっ??!!こんなのが1ドル以上もするの??!!』ってものばかり。

中でも、随分と年期の入った昔のポストカード(使用済み含む)はちょっと欲しかったが、値段のつけかたがお話にならなかった。たぶん、よっぽどの物好きじゃないと買わないんじゃないかな?値段の割には保存状態はお粗末だったし。

いずれにせよ、トビリシでいいガラクタ市を見つけることができた。仕入れるものをもうちょっと考えよう。

画像11

画像12

画像13

画像14



ガラクタ市を下見した僕はそのまま、マルジェニシュビリの大通りでバスキングをやって宿に戻った。相変わらずレスポンスはぱっとしないし、人々の冷めたリアクションにももう慣れた。

その分ちょっとだけ余裕が持てるようになった。バラライカを持ったお兄さんが絡んできたり、日本語が喋れる女のコが喋りかけてきてくれたり、何かしらの嬉しい出会いはある。

画像15

今日の反省点をあげるなら寝る前にthe HIATUSやマキシマム・ザ・ホルモンのMVやライブ映像を見てしまったのがよくなかったことだ(笑)。又吉直樹とハンバート ハンバートの対談も面白かったな♪

そんな風に寝る直前までワクワクして妙にテンションが上げてしまったので、眠りに就くためにはワインを寝酒にするしかなかった。

まぁ、そんなところ。僕の沈没生活は。
や、沈没じゃないか。これも旅の生活のうちだ。


現在、自作キャンピングカー「モバイルハウス」で日本を旅しながら漫画製作を続けております。 サポートしていただけると僕とマトリョーシカさん(彼女)の食事がちょっとだけ豊かになります。 Kindleでも漫画を販売しておりますのでどうぞそちらもよろしくお願いします。