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岩手県釜石で出会った庭師が語る、既に在るものを活かす思考


本日岩手県釜石にある
「風の電話」というところに行ってきました。

「風の電話」というのは
回線が繋がっていない電話ボックス。



震災で亡くなった方々に対する
思いを伝える場所として
あるご夫婦が建てたもの。

ここは観光地ではなく
ご夫婦所有の庭です。
訪れる際は事前に連絡を。

0193-44-2544


ここに着いたのが10:00ごろ。
浪板海岸駅より徒歩10分ほどのところに。



着いた時にはご主人がおり
色々庭を案内してくださいました。



第4回パブリックアート賞受賞した庭らしく
世界各国、日本中から人が訪れるんだとか。

ご主人は54歳から庭一筋。
釜石でお勤めの会社を早期退職して
そこから庭整備を始めたそう。



奥様もいらっしゃって
たくさんお話を聞かせてくださいました。

奥さんはアロマとかハーブのことを
勉強されてたそう。

そのほかにも宮沢賢治の会?
みたいなこともやっているらしく、
ゆかりの地を巡るツアーをやりたい。

なんてことも仰ってました。

おまけにコーヒーやお菓子までいただきまして
本当にありがとうございました。


以下、20代に響くご主人の備忘録

「今が1番楽しいねぇ。そのぶん若い時は苦労したけど」

「若いうちはたくさん働いてお金稼ぐ」

「人生はね、目的持って生きるのと、目的なしで生きるのとでは、全然違った結果になるんだよ」

「玉ねぎ植えたところから、きゅうりが生えてくるわけないでしょ?全部自分がした行いが返ってくるんだよ。」

「手に職持つってのも大事だね」

「海外に出てこそ、日本の良さも悪さもわかる」

といったように
今の自分や20代にはグサグサ刺さる
大変ありがたいお言葉を頂戴しました。

毎日YouTubeみてTwitterみて
眠くなったら寝て
朝はぎりぎりに起きて。みたいな。
そりゃ人生変わりませんわ。

そして、1番印象的だったのが庭に対する考え方。

「庭ってのはね、元々あるものも活かすのが本来の庭なんだよ」

「色々新しい物買ってきたりしてね、綺麗にするのが庭ではないんだよ」

といったように
庭のイメージというと
あちこちに綺麗なお花を植えたり
噴水を建てたりなどと
言ってしまえば映えるような
そんな庭こそ素敵なイメージでしたが

ご主人のお言葉を聞いて
うわ、本当その通りだなと。

今あるものを活かす。

とっても素敵な考え方だし、
実際にはたくさん持っているのに、
ないものにばかり目を向けてしまっている、
そんな今の世代の人たちに
警鐘を鳴らすかのようなお言葉。

これに関しては
自分は自分。他人は他人。
という考え方にも繋がりますね。

今ある自分は全て
今までの行いからできているので
もしなりたい自分があるなら
そのためにやるべきことを
やる必要がありそうです。

自分自身を見つめ直し?
毎日何をしなければならないのか
考えるだけでなく
実際に行動しないとです。

って言いつつ
明日も寝坊するんでしょうかね。

人間、モチベは一瞬!

明日死ぬと思ったら
今やってることあってますか?
ほんとに後悔しませんか?

ではまた!



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