冬の京都で過ごす 13日目 立春
外はまだ暗くびゅーびゅー風の音が聞こえる。時計を見るとまだ3時なので寝る。
6時半、起きる。コーヒーを2杯飲んでからヨガ6分と筋トレ4分。
7時25分、ゴミ箱とタオル類を廊下に出してそのまま外に出る。
「赤信号」「青信号!」走る!
喫茶店が見えた。店名のポケットの「ト」の字が取れている。入ると入口の横に設置された大きいテレビで朝ドラ系が流れている。席につく人は3人。一番奥の新聞が置かれたテーブルのおじさんが「いらっしゃーい」と迎え入れてくれた。
メニューを見てBセットを頼む。頼んだ後でゆで卵がついていることに気づいた。昨日3つも食べたので持って帰ることにした。
テレビはグレートトラバーズ「津軽海峡横断」に変わる。昨日美味しく食べたマグロが今日は試練になると伝えている。
コーヒー、めちゃくちゃおいしいぞ。りんごが王林てのもいい。赤より青の方が好きだ。この王林がバターがたっぷり塗られたトーストとよく合う。
新しいお客さんがビックコミックを手に取ってひとり席の小さいテーブルに狭そうに着いたので店を出ることにした。
「おおきに。いってらっしゃいー」
御所を北東に越えて出町柳まで来た。
8時半、ふたばはもう開店していて並ぶ人がいる。
葵橋を渡って下鴨神社に行く。
下鴨神社でお参り。
ふたばで豆餅と桜餅を買う。
京都御苑を抜けていく。
なんとなく四葉のクローバーを探す。探し始めて1分で見つけた。最短記録。よく踏まれるとできやすいと聞いたことがある。
ホテルまでの帰り道、村上開進堂に寄る。先日寄ったときには売り切れだったダックワーズが今日はあったので、それとロシアンケーキ(チョコ)を買う。
なんだか甘いものばかり買ってしまった。疲れているのだろうか。
ニクの日なので途中のスーパーで牛すじコロッケも買う。買った後にしょう油しかないことを思い出す。
15時、やっと目処が立ってきた。四葉のクローバーを本に挟む。忘れたころに本を開く自分を想像する。
17時、夕飯を買いに錦市場に行く。ふぐもマグロも買えなくても何かいいものがあるだろう。
「あー、今日、ふぐの日やって」「なに?」「ふーぐー。2月9日」
「すーごーいねぇ、おひとりでちゃんとした食事してはるから」「これにしようかなー」「すーごいねぇ」
2時、PCを閉じた。風呂に入ってあとは寝るだけ。夕飯はふぐでもマグロでもなく、焼き鯖にしました。
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