晴れるので八方池に行く 2日目 寒露
3時半、「持ち物を忘れて家に戻るか買って済ますかを迫られる夢」で目が覚める。スマホでマンガを読み始める。
寝落ちした。6時、スマホのアラームで目が覚める。
寝落ちした。7時、スマホのアラームで目が覚める。廊下から漏れ入る光が見える。いい加減起きる。ヨガ8分行って体を起こす。
荷物をまとめてフロントに向かう。置かれているデロンギのコーヒーメーカーで一杯淹れてからチェックアウト。
「いってらっしゃいませー」
外は寒いがこのくらいなら歩いているうちに暖かくなりそう。出かけに淹れたコーヒーを飲みながらゴンドラ乗り場まで歩く。
7時50分、営業開始10分前だがもうすでにたくさんの人が並んでいる。チケット売り場はパスして乗車口の列に直接並ぶ。指先が冷えてきたので手袋を付ける。
アナウンス「天候晴れ、気温0℃ 風速4m 5cmから50cmの積雪が見られます」
50cmの積雪!?
ゴンドラ1回とリフトに2回を乗り継いで八方池山荘まで運ばれる。ゴンドラは混んでいるので相乗り。
ゴンドラを降りてリフトに乗り換えるために乗り場に向かう。
黒菱平に到着。積雪はそこまでないが凍結してる。
スタッフの女性が歩道に張った氷をスコップでガンガン割って剥がしている。
リフト2乗り場
アナウンス「おはようございます。八方池周辺、積雪が膝ほどあります。」
スタッフのお姉さん「おはようございます!昨日からの積雪で八方池山荘から先はピッケルアイゼンないと行けないです!事故の元なので判断間違わないようにお願いします!軽装はダメ!」
ひとまず八方池山荘まで行って様子を見てみよう。
リフトに乗って1、2分経ってリフトが止まった。
「ただいま一時停止です。しばらくお待ちください」「お待たせしました。再開してください」
八方池山荘到着。
ごおおおおおお!
八方池山荘の屋根から大量の雪が滑り落ちてきた。
「おおおすごい」
10分くらい登山客の足元を見ていたがアイゼンを付けてる人が3割、ピッケル持ちは0、たまにスニーカー。
とりあえず尾根道を進んでみるもある程度のところで引き返すことにした。
分岐まで戻って今度は木道を進む。こちらは日当たりが良いのか足元の雪が溶けている箇所が多い。
八方ケルン
10時到着、風が収まるのを少し待つ。
11時、戻る。
「先どうぞ」「あはは、こわいですよね」「なにがいやって、こわいねん!」
「またラーメン休憩する?」
「まるで格好はアルピニスト」「心がね」「心が大事」
「なんか飛んでる!下界の方!」「なにー」「めっちゃ細かいの飛んでる!」
11時、下山開始。
雪解けでどこも水溜まりになっている。サロモンのトレッキングシューズがくるぶしくらいの水溜まりなら水が染みないよう。濡れた石の上を飛んでいくことはせずに構わずザブザブ入る。
12時、八方池山荘
下山のりばのおじさん、「特別仕様!特別仕様!あはは」
うさぎ平テラスでりんごソフトクリームをいただくことにする。
13時、ゴンドラを降りる。昼飯にする。
林檎舎(りんごや)
席に通してもらいメニューを見る。「迷ったらこれ!」と書いてあるのでそれにした。
待っている間、席真後ろの隣の部屋からそばを切ってる音と思われる「コツンコツン」という音が聞こえてくる。
つけ汁は左から辛味大根の絞り汁、普通の蕎麦つゆと、くるみだれの三種類。
「こちらおつゆと薬味になります。白いのがお味噌入れると絡みが収まりますので、調節してみてください」
これも麺がコシが強くておいしい。
13時50分、次の白馬駅から長野駅行きのバスまで1時間。駅まで30分かからないので寄り道したりするか。
バチバチバチバチ!と爆竹の炸裂する音がした方に目をやると、大きい猿が逃げていった後ろ姿が見えた。こんな車の往来があるところにも野生動物がくるのか!
白馬駅、バス発車の5分前に到着。
あやうく八方池に行けない話になるところだったが、無事に八方池に行けました。おあとがよろしいようで。
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