見出し画像

冬の京都で過ごす 11日目 立春

6時30分、目覚ましのアラームで起きる。窓を開けると冷気はない。
アレクサに今日の天気を聞くと現在5°、最高13°、最低4°、断続的な雨、とのこと。濃いコーヒーを飲み干してヨガ10分。

7時15分、外に出る。雨は降っていない。


烏丸通りを下ると開店している本屋がある。外からのぞくと絵本が並ぶ。入ってみる。

朝活営業中の文字


右手に一段上がって雛人形が飾ってあり左手に本が並ぶ。絵本が目立つが大人が読む本もある。

店主と思われる女性がストーブをつける。写真撮ってもよいですか?と聞くと
「うちは本屋です。写真はお断りしています」
そらまぁそうだ。自分もそのつもりで入った。

話を聞きながら本棚を端から見ていく。

「わたし、本屋はしたことないですが仕事が役立っているかもしれないですねえ」

「絵本好きっていう人はみんなそうです。買えない子がいるのにかわいそうって」

「子どもは一人一人みんな違います。子どもじゃありません。65歳ってひとくくりにされたら怒りますよね、そういうことです」

店主の本の師匠の教え、本に見つけたらすぐに買え(次はない)を教えてもらった。

ロンドンジャングルブックという本が気に入ったので買う。財布の残金が心許なくなったが仕方ない。

最後にスっとした話をしてもらう。「したらコレ買うっいうんですアハハ」1時間近く経っていた。

斜めからなら撮ってもよいとのことなので撮らせてもらう。なんで許可が出たのかが分からなかった。

センスある本棚


七条から茶碗坂を上って清水寺に向かう。

清水寺がもう見えてる
すごい勢いで下っていく自転車

「京都駅タワーーーー」「わー」


清水寺


9時半、人混みを裂けて脇からぬける。

産寧坂 端っこを流れるように下る人
めずらしく人少ない(2人ほど加工して消してます)
「この道えぐっ」と嬉々とする修学旅行生たち


八坂神社を過ぎて四条大橋。おにぎり屋さんがいた。

パッケージがしゃれてる

「いつもはみせやってるんですけど今日は気晴らしに流し売り。ここは初めてです」「じゃあ【すべてはタイミング】と【がんばれよ、おまえがな】ください」「ありがとうございますーいってらっしゃいー」

ねぎ味噌とすじこ鮭


ルルルルル……部屋に備え付けの電話が鳴る。フロントから今日が清掃日だがドアサインが「清掃不要」だったのでどうしましょうか?という連絡。自分の中だけスケジュール調整して伝え漏れていた。調整後の清掃日に変更をお願いした。

13時、HANAKAGOでパンひとつを買って、ゆで卵を4つ作る。

持参した携帯炊飯器でゆで卵を作る


16時、新しいPCのセッティングが完了したので古いPCをホテルのフロントから会社に発送する。そのまま休憩がてら本屋に行く。

京都御苑はまったりした空気。砂利道を歩く、ジャッジャッジャッジャッという自分の足音だけが響いて聞こえる。

あきらかに警戒している
あきらかにくつろいでる


すぐそこの梨木神社に京都三名水(のうち唯一現存)「染井」があるとのことなので汲んでいく。その後、本屋に立ち寄り、夕飯を買ってホテルに戻る。

横に蛇口がついてます
誠光社

テレビ「京いちにち」で7年ぶりにリニューアルした祇園甲部歌舞練場の開場式の様子を流している。「あらたな場所で、ぜひ応援してください」八千代さんの笑顔が眩しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?