見出し画像

卜傳流サムライ体験たいけん談

9月23日(金祝)
弘前だけに伝わる卜傳流を体験する
「卜傳流サムライ体験」やってきました。
場所は江戸時代に本当に侍がいた弘前城あとの弘前公園。胴着に身を包み、袴をつけると誰もがカッコよくなるって不思議。皆で歩く様子はサムライにしか見えません⁉︎観光客の方々もみなさん思わず二度見してました(^^)

どう見たって怪しいサムライ。
弘前城に御用ですか?

始まりは室内。
卜傳流を今に伝えるのは小山隆秀氏。
江戸時代、弘前藩は武芸者をあちこちから集め有事に備えていたそうで、卜傳流もその一つでした。
卜傳流は戦国末期の剣聖、常陸国鹿島出身の塚原卜伝を開祖として日本全国に広まった剣術で、数奇な運命があって弘前藩に伝わりました。ある、故あって越前に居られなくなった卜傳流を修める者が、船で松前(卜傳流の道場があった)を目指したところ、海が荒れて鯵ヶ沢(当時弘前藩の重要港)に流れ着く。素性を明かさないので何者かということで弘前藩に捕まったのち家老の食客となり、恩義を感じて「卜傳流を全て置いてゆこう」といって教えたものだそうです。家老の家臣であった小山家がその教義を受けて伝わり、現在14代目を数えます。

卜傳流 小山隆秀氏

本物。世が世なら侍ですよね。
その小山先生はじめ卜傳流保存会の皆さんに、今回はサムライの動きというものを教えてもらいました。

まずは実技を見学。

静かな中に緊張感が伝わります
鍛錬された姿が美しい演武

圧倒される佇まい。

さて、まずは木刀を腰に差すところから、体験していきます。

皆さんほぼ初心者、一から教わります
刀は角帯の間から入れ、脇から外に出す

座ってみます。
現在私たちがしている正座というのは明治時代に出来た?割と新しいやり方で、侍は今のような正座をすることはなかったそうですよ。

慣れていないととても座りにくい姿勢

続いて、木刀の抜き方、鞘への納め方を練習。

抜くのもおさめるのも難しそう

そんなこんなで外に出てみることに。お城を目指すぞ〜!

前川國男建築とサムライのコラボ
絵になります

市民会館を出て、お城を目指します。
歩き方も教えていただき出勤⁉︎いや、登城!

歩いているときは刀のどこを持つのか
気をつけるポイントは山ほど!

今回は東内門にて敵に襲われる想定。
どうやって身を守るのか、実践練習です。

長い方は肩から背負って。。。
気をつけるポイントを解説
全員実践練習‼︎

そのほか、忍者の立ち居振る舞い、身の守り方も伝授⁉︎していただきました。

崖を上るときは。。。
水に潜って身を潜めるときは。。。
暗闇を歩くとき。。。ってこれ何をしているの?気になるでしょう⁉︎次回ご参加ください(^^)

最後は広場にて打ち込みの稽古。

みなさん飲み込みが早い!
身体のどこに意識を向けるか

卜傳流保存会のみなさんの教え方が的確で、参加の方々はコツをすぐ飲み込む感じでした。

あっという間の3時間弱。
侍の立ち居振る舞いから、木刀の扱い、そして実践練習まで、正に侍がいた場所での体験に、サムライになった皆さんは充実感いっぱいの様子。

卜傳流さんは普段土曜日に北辰堂にてお稽古をしています。どなたでも稽古に参加できますとインフォメがあるや、「そこに参加します!」という参加者の方も。
また一人、サムライが増える模様です(^^)

次回は中級編でお目にかかりましょう笑!

参加者の感想
「構えなどが難しかったが丁寧に教えてもらったので良かった」
「身体と精神、モノの関係が面白いと感じました。次回あれば友人に紹介したい」
「話の引き出しがものすごく多くて全く飽きない。相当面白かった」

どのツアーもオススメですが、卜傳流さんのサムライ体験は参加の皆さんの感想にある通り相当面白い、人間の可能性の奥深さを体感できる体験です。
人生で一度は経験してみてはいかがでしょうか?

ご希望の方はメッセージいただければ、次回のご案内など致します(^^)

私ごとながら、
今回は夏に地域限定旅行業を取得しての
一応初の、単独ツアーでした。
これからも弘前観光コンベンションさんとも折に触れてコラボさせていただきながら、弘前の「なかなか一人では行けない体験、まちあるき」など、発信していか予定です。
知るほどに面白く、触れてほしいコンテンツに溢れた弘前。地元の方にこそ、その面白さを日常で味わっていただければ嬉しいです。
(もちろん観光でいらした方もどうぞ!)

では!

次回、10月は

10/1(土)、10/4(火)「ひろさき水の街巡り」

10/16(日)、18(火)「満天姫に出会う旅」

です!

旅する弘前
前田でした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?