彷徨い寄り道をしながらも確実に前進した1年間
もう師走も終盤。
みるみるうちに一年が過ぎていった。
毎日を大切にしていきたいと思う日々だ。
ある本にこんなことが書いてあった。
人間はいつ死ぬかわからない。全員に明日があるなんて誰も確証を持てない。だからこそ、毎日を一生懸命、楽しく生きていきたいと思う。
「人生で約束されていることは『いつか死ぬ』ということだけ」ということは、つまり、「他に約束されていることはないからこそ、なんでもできる」ということだ。
だからこそ、なんでも諦めずとりあえずやってみる精神を、これからも大事にしていきたい。
前段はこの辺にしておいて、、、
今年は、どんな年だったか。
一言で表すと、悩み、彷徨い、考え続けた一年だった。
今までの20年間の中で一番、自分と向き合い続けた一年とも言い換えられるだろう。
そんな一年を起承転結にして振り返ろうと思う。
「起」:自分の理想を追い求めたBackpackFESTA
あの熱狂した時間からもう9ヶ月。つい昨日のことのように鮮明に思い出す。
TABIPPO2年目は、1年間「どんなBackpackFESTAを作るか」をイメージしながら、常に過ごしてきた。
BackpackFESTAで「旅に出たい」と思ってもらうためにはどうしたらいいか。
BackpackFESTAが一番輝くため、ロビーで何をすればいいか。
そんな輝くBackpackFESTAで、ロビーはどんな価値をお客さんに提供できるだろうか。
細部にまでこだわって、参加者が会場に入る「一歩目」から会場の外に出る最後の「一歩」まで異空間にいるような、不思議で楽しくワクワクするようなイベントを作ろうとした。
大変なこともしんどいこともあった。でも、どこかでそんな状況に置かれているのがものすごい楽しかった。
朝7時半に起きて、夜2,3時まで作業やMTGをする毎日。
今思えば、よくそんなことできていたなと思うが、それくらい「旅」に熱狂して、いいイベントを作りたいと思っていた。
それくらい「旅」が僕に与えてくれたものは大きかった。
改めてあの時間は本当に幸せだった。
そんな濃密な時間を過ごせたのは、周りにいたみんなのおかげだと思う。
ありがとう
「承」:TABIPPOを卒業し、違うフィールドへ
大学2年間の集大成「BackpackFESTA」が終わり、TABIPPOを卒業した。
大きなイベントを作り、大成功に終わった後の開放感と達成感は忘れることができないくらいに心地よかった。
そんな3月も終わり、大学に通うために、北海道に戻った。
静かで平穏な日常がそこには待っていた。
通知音がならないslack。MTGのない夜中。
忙しない日常からの解放が何よりも嬉しかった。
だらだらしながら、一度立ち止まって、あと大学2年間何をしようか考えた4月だった。
しかし、その生活に慣れてくるとなんとなく物足りなくなるのが、僕の性のようで。
大学に行き、バイトに行き、家に帰ってきて寝る生活。
「何か刺激が足りない」
そう思い始めていた。
しかし、なぜだろう。
自分の興味のあることや、やりたいと思ったことに手を出してみたが、思うようにいかなかった。
何かを始めてはうまくハマらず辞めての繰り返しで、ハリのない毎日だった。
自分に、再び熱が帯びることはなかった。
やりたいと思ったことはやっていたが、自分がのめり込むようにはならなかった。
抜け殻のようになってしまった。
休んでも休んでも「疲れた」という感覚が抜けることはなかった。
理由を探しても見つからず、目の前が見えづらくなっていった。
自慢だった「行動力」も影をひそめてしまった。
そんな毎日を変えたくて、僕は夏、旅に出た。
「転」:1ヶ月海外バックパック生活
目の前が霞みがかった窮屈だった日常を離れて、これからのことを考えるために、日本を飛び出して1ヶ月海外バックパック生活をした。
去年も、海外バックパック生活をしたが、今年は特に刺激が強かった。インドに行ったのがかなり影響しているかもしれないが。笑
肌身離さず持ってないと不安だったパソコンも日本に置いていった。
デジタルではなく、自分自身と向き合う時間を多く作った海外旅だった。
最初はタイへ。
1年ぶりの東南アジアと空港の異様なにおいが僕の興奮を掻き立てた。
そして、今回の旅の大目的、インドへ。
結論から言って、インドに行ったのは大正解だった。
日本の常識なんて全く通じない世界がそこには広がったいた。
街を歩けば牛が歩いているし、信号無視は当たり前。というよりも、信号自体が機能していないし、ホテルの蛇口からは虫が出てくるし笑
なんというか、ものすごい面白い体験ばかりだった。
毎日が秒速で過ぎていくような感覚だった。
日本では感じないような「生きることに毎日精一杯」だった。
そんな感覚で新鮮で楽しかった。
でも、そんな中で一番感じたことがあった。
それは
インド人はやさしくて、毎日楽しそうで、自分が大好き
ということ。
言い換えれば、自分の好きなように生きていた。
周りにどう思われるかなんて気にしない。自分がやりたいと思ったこと、したいと思ったことはやる。自分の欲に正直に過ごしていた。
そして、何よりいつも笑顔なんだ。
そんなインド人を見ていると、自分はなんてしょうもないことで悩んでいたんだ。そう感じた。
インドに行く前の自分は、wantではなく、shouldで動いていたことに気がついた。これから成長するためにはどうすればいいのかを考え、自分のしたいことを無視し、こうあるべきという空想の理想像を掲げ、自分を縛り付けていた。
インドに行って、「自分のやりたいこと、楽しいことをする」
この気持ちを大事にすることが、どれだけ大切なのかを学んだ気がした。
今年、インドに行ったことは、自分の視野を広げてくれて、まだまだ自分の知らない世界が山ほどあると教えてくれた。
これからもたくさんの国に行って、たくさんのものをこの目で見てみたいと思った。
「結」:次のステップへ準備中の今
そんなこんなで過ごしてきた一年も、あと数日で終わる。
今年一年間、ずっと考えてきたことがあった。
それは
「将来どうしたいか」
就職やどう生きていくか、どこで生きていくか、今何をしたいかなどなど、どういう身の振り方を今後していきたいかを考えた。
でも、答えなんてそんなに簡単に見つかるわけもなく、今も迷走中。
正直、この1年間、特に4月からの日々は、去年までの大学2年間に比べたら、活動的でもないし、悪く言えば、無駄な時間を過ごしてしまったかもしれない。
でも、この1年間がなかったら、自分と正直に向き合うこともできなかったし、「自分は何をやりたいのか」を真剣に考えることもできなかったと思う。休まず走り続けた今までの人生の休憩時間が今年だった気がする。
誰かが言ってた言葉だけど、すごい自分に刺さった言葉。
同じところでずっと止まり続けてるなんてことない。
だから、自信もって毎日を生きればいいと思う。
そして、これもある人から言っていただいた言葉。
この言葉を言われた時に、
「あ、このまま自分のしたいことに正直に生きていっていいんだ」
って感じた。
興味あることに手出さずにいられないのは、おそらく5つくらいは仕事掛け持ちしてる母親からの強い遺伝。
どんなに逆境でも、しんどくても、諦めずに全部やろうとしてきたから、今の自分がある。これが俺の人生だと胸はって言える。
そんな自己理解を深めた下半期ももう終わり。
来年に向けてのいい助走ができた2023年だった。
2024年に向けて
まだはっきりとしたことは言えないものの、2024年は大きなチャレンジをする年になる。
今までずっとしたいと思ってたことがついに目の前にまで迫ってきている。
今は、新たな自分への道をまさに切り拓こうとしている最中。
生まれてから高校三年生までの福島で過ごした日々が「人生の第1章」だとしたら、大学生になってから今年2023年までの旅や心を許せる仲間と出会い、世界は広いと知った日々は「人生の第2章」。
そして、来年からの挑戦は「人生の第3章」になる。
数えきれないくらいたくさんの章・物語を自分の人生で作って、
「常に自分のやりたいことを実現する」
そんな人生をこれからも過ごしていきたい。
今年もありがとうございました!
また来年もよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?