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sub:電遊詩人

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嵐が近いのか?

薄暗い空に
信号のごとく点滅する
「0」と「1」の光

吹き付ける風に混じる
微かなノイズ…

昨日は
静かな一日だった

足元に寄せる波と
頭脳に響く電波は
共に穏やかで

掌のアンテナが
常に3本立っていた

自らこの世界を
目指したのか?
気付けば
迷い込んでいたのか?

それさえ今は
忘れてしまった
電脳の大地

吟唱と共に
旅を先へと進めよう


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