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チームの力

エッセンシャル・マネジメント・スクール(以下EMS)のエッセンシャル・ドラッカー・マネジメント・コース(以下EDM)で、ドラッカーが伝えたかったマネジメントの神髄を学んでいます。
マネジメントという言葉の本質をEMSでは「複雑系をなんとかすること」としています。

EDMではドラッカーが使っている、組織社会、機能する社会、位置と役割、自由など70のコンセプトの中から、自分がマネジメントにとって重要だとおもうものを選びます。新たに組織のマネジメントに重要だと思うものを15個選びます。この2つを比較すると、それぞれの人がマネジメントをどのように捉えているかが浮き彫りになりました。マネジメントの捉え方による自己紹介のように思いました。
私は組織を人の集まりと捉えていることに気づきました。

人は頭の中で、ひとつのコンセプトにそれぞれの意味付けをしていて、同じことを話しているようでもほんとうの共通了解は難しいのだと思います。

次に『チームの力』西條剛央著から「原理」に関する情報を収集し、「内包(意味的内容、性質、抽象、概念)」と「外延(適用範囲、実体、具体、実質)」に整理し、本質を観取しました。
その作業で気づいたことがあります。

「組織」とは何らかの目的を達成するための有機体です。個々の構成要員ではなく目的達成のためのシステムのことを示しています。従って、構成要員が変わっても活動と目的はすぐには変化しません。

「チーム」とは一人ではできないことを行うことを目的として作るものです。従って、メンバーの目的を達成するために作られたものとなります。
「チームを作る力とは、希望を作る力でもある」

会社や国家がモンスター化するのは、方法が目的化したときに起こりがちです。「方法の原理」は「方法の有効性は、状況と目的に応じて決まる」というものです。状況の変化が大きい時に目的を達成するには、常に方法を変化させる必要があります。
最近、自律分散型組織の有効性が強調されている背景に気づきました。

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