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私は宇宙のかけら

私は宇宙のかけら   柊木匠  2019年

著者は素粒子原子核物理学者で心理学者です。素粒子の振る舞いから人間関係を観ている内容です。人の心、感情の動きは目には見えないですが、何らかの力が働いていると感じる方は多いと思います。

以下、一部を抜粋します。

原子核の陽子と中性子を繋ぐ力を核力と言います。これは、陽子と中性子が“中間子”という同じボールを投げ合うことで発生します。
この核力の関係では、中間子以外のボールのやり取りはできません。
これは人間関係にも当てはまります。
依存という付属品が付いたボールを投げたら、それと同じボールを投げ返してくる人が寄ってきます。お互いに依存のボールを投げ合って関係を作っているのですね。
同じように、お金や欲を付けたボールを投げると、それをキャッチして同じボールを投げ返してくる人が近づいてくるのです。
この関係を共依存と言います。
あなたは相手にどんなボールを投げていますか。
望まないボールは受け取る必要もないし、きちんと投げ返す必要もないのです。
大事なことは、誠意のこもった確かなボールを投げること。
原子核は陽子と中性子が同じボールを投げ合う核力によって安定しているように、良い人間関係も対等で素敵なボールのキャッチボールで成り立つのです。

物理学の世界では、すべてが振動しており、その振動の仕方で物質のあり方や物事が決まっています。すなわち、この世界は振動の世界と言うことができます。
同じ振動数を持つものは、お互いに響き合います。これを共鳴・共振と呼びます。
人の想いも同じです。最も強く頻繁に想っていることが、実際にカタチとなって現れるのです。想いと同じ振動数を持った物事が共鳴を起こし、目の前に顕現するのです。


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