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実践するドラッカー・思考編(3) 2010.01 佐藤等 編著

組織は存在することが目的ではない。種の永続が成功ではない。組織は社会の機関である。外の環境に対する貢献が目的である。

直接顧客と接する部門であれ、接しない部門であれ、常に顧客が喜ぶことは何かという観点から、自らなすべきことを考えることを忘れないようにしてください。

・直接の成果
・人材の育成
・価値への取り組み
  顧客にとっての価値への取り組み
  組織の価値観への取り組み 組織という土壌に手をかける

個人の能力を組織の成果に転換するには、組織が要求する貢献は何かを、一人ひとりが考える必要があります。このことを「貢献に焦点を合わせる」といいます。

自らの果たすべき貢献を考えることは、知識の段階から行動の段階への起点となる。問題は、何に貢献したいかと思うことではない。何に貢献せよと言われたかでもない。何に貢献すべきかである。

例えば、単に調理するのではなく、美味しいという顧客の笑顔を思い浮かべながら料理をつくる。なすべき貢献は、最高の状態で料理を提供することであり、もっといい食材を探すことであり、調理の腕を上げることです。

自らの貢献を問うことは、可能性を追求することである。
現在もっている知識と能力と、なすべき仕事が合っているかどうか。
現在もっていない知識や能力の追求。

組織の成果は、一人ひとりの貢献がつながることで結実します。つまり、組織が存続するかどうかは、成果に結びつく人間関係があるかどうかにかかっています。

なすべきことを明確にする=「コミュニケーション」能力
必要な知識やスキルを磨く=「自己開発」と「人材育成」
行動する=「チームワーク」


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