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はじめてのフルマラソン

今回は、先月末に初めて参加したフルマラソンについて
参加に至った経緯から本番までの過程、実際にフルマラソンを走って感じたことを綴っていきたい。

なぜフルマラソンに挑戦!?

今年の夏頃、ふと1年半経過した社会人生活を振り返った時、学生時代と比べて淡々とした日々を過ごしていることに焦りを感じた。
ちょうど「体力とチャンス」や「時間貧乏」という記事を書いている時でもあり、仕事以外でも何か充実したことをしたいと考えるようになった。

またタイ留学をしていた時にバンコクマラソンに参加し、ハーフを走った経験はあったけど、折角なら「フルマラソン走ったことあるよ!」と言いたくて、今回挑戦を決意。笑
(ハーフも結構しんどくて走り終わった後はもう二度とマラソンには参加したくないと思っていたけど、、笑)

練習開始

というわけでフルマラソン完走に向けた練習が始まった。
社会人になってから、体力維持のために週1、2回ほど走ることはあったけれども、長くて20分以下のランニングしかしてこなかった。
初めは長距離に慣れるため、走る時間を30分、35分、40分と少しずつ延ばしていった。
週3回の練習を1ヶ月ほど続けていくと、1時間走ってもしんどくない体にまで成長することができた。人間の体の順応ってすごい、!!

一方で、週3回の練習というのは結構きつく、体感的には毎日走ってる感じ、、、
また、途中で風邪を引いてしまい練習ができない時期もあり、ゆっくり安静にして休まないといけないのに、練習ができないことで、今までの努力が消えてしまうのではないかと不安に感じたこともあった。
結局、練習では最大20kmまでしか走ることができず。
更に、大事な大会1週間前に体調を崩してしまい、直前に十分な調整をすることができず、大きな不安を抱えたまま当日を迎えた。

決戦の日

朝8時過ぎにスタート地点である河口湖の湖畔に到着。会場には今回エントリーした約1万人の参加者が集結。Mt.Fuji International Marathonというだけあり、海外からの参加者も数多く見えた。(台湾とかタイからの参加者が結構多かった印象。)


参加者が多すぎるので、走り始めたのはスタートの号砲が鳴って5分程してから。
今回は友人と参加をしたが、サブ4.5と言われる4時間30分以内の完走を目指し、序盤は貯金を作るため、2人で6分/kmペースを意識した。
沿道沿いの声援や様々なマスコットキャラクターに扮した参加者など、序盤はお祭りのような雰囲気。
天候にも恵まれ、富士山の大パノラマを眺めながら走って行く。
大会の高揚感もあり、練習より疲労感を感じず、10km、15kmと6分/kmのペースで距離を重ねていく。
その後も順調なペースで走り続け、20kmを1時間58分台で通過。
このタイミングで友人がトイレに向かったため、残り半分は1人での戦いに。

己との戦い

ここから残りの20kmは文字通り己との戦い。
20kmを少し超えた先に、富士山マラソンの代名詞とも言われる「劇坂」へ。
自分に喝を入れ、一気に1kmで70mの坂を駆け上がった。良くも悪くも気合を入れすぎて、劇坂のある20~25kmのラップはなんと23分55秒!(今回一番早いラップタイムだった。笑)
しかし、劇坂の代償が30kmを過ぎたあたりで表れる。
足腰のしんどさを感じるようになり、
「歩きたい。歩くな自分!!やっぱり歩きたい。。ダメだ!!」 と葛藤が続く。
葛藤をしながらも走り続けてきたが、遂に34km地点で足が止まった。。
歩いた習慣、一気に今までの疲労が体中を襲いかかる。走っているときは気づかなかったが、上半身もかなり消耗している。。
元々、終盤はどこかで足が止まりペースダウンすると予想していたものの、まだ後8kmもある。。。
そんな時、ふと周りを見渡すと沿道で応援をしてくれ人達の声が聞こえてきた。
35km近くでは、地元の大学生が太鼓を叩きながら大声援を送ってくれた。
それが嬉しくて、最後もう一踏ん張りしようと思えた。
励まされた。
絶対に4時間半を切ると決意を改め、再び走り出す。
歩く、走るの繰り返しで無我夢中に進んでいった。
走り続けて4時間以上。ゴール地点の河口湖湖畔に戻ってきた。最後の1kmは無我夢中で走り続け、遂に人生初めてフルマラソンを走りきった!
結果は4時間27分で見事サブ4.5を達成した。
達成した瞬間は本当に気持ちよくて、今までの疲労が吹っ飛ぶほどの達成感・充実感を感じた。
お疲れ様!

フルマラソンを終えて

フルマラソン挑戦を決意して3ヶ月間練習してきたけど、
この練習という過程がなかったらこんなに感動できなかったと思し、ここまで達成感が感じれたかわからない。(そもそも、完走すら出来たかもわからない。)
マラソン中は、ポジティブ・ネガティブな自分のいろんな感情と向き合った。
嫌でも向き合わないといけないのがマラソン。とも言えるかもしれない。
応援もすごく力になったし、友達との並走も励みになった。
でも、やっぱり最後頼れるのは自分だけ。
マラソンは自分と向き合う良い機会になった。
しんどくて走り終わった瞬間はもう一生走りたくないと思ったけど、今は4時間を切ってサブ4を目指したい、どんな感情と出会えるのか興味がある。
来年は勾配が激しくない、フルマラソンに挑戦してみようかな。

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