[キャベツ]
アインシュタインが言うように
時を刻むは神ではないと
刃をひたすらに怒りのままに
刻む音こそ刻ではないと
なぜ言い切れる
誰が嗤える
平穏無事を賭すように
四隅を突くは鉄の音
葉をひたすらに機械のように
刻む音こそ彼そのものと
なぜ目をそらす
時に牙を剥く
知らないんだろ
見てないんだろ
キャベツの経緯を
正しいんだよ
見えないんだよ
キャベツのまなざしを
アズユーライクで生まれ育った
俺の手元には何が残った
子供等はそう変わり果てた
押し固められてしまう
狭すぎると叫んだ街も
風にさらして月が焼く
哀れこの世と突き刺すコテで
混ぜられた日の早いこと
なぜ忘れてる
誰が逃れる
決まって奴ら言うように
彼は己を貫いた
そこだ 報いてやる者は
そこだ 取り立ててやる者は
黄泉国産 バリ農薬 遺伝子組換え
お受験さん 針のように 遺伝に抗え
過ぎ去った 嵐は日々を
丸裸に レッテルに耐えるように
知らないんだろ
見てないんだろ
キャベツの経緯を
正しいんだよ
見えないんだよ
キャベツのまなざしを
アズユーライクとそそのかしては
俺の手元から何を奪った
子供等はそう変わり果てた
押し固められてしまう
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