[永遠パズル]

有頂天は意外と
手を伸ばすより更に先にある
線路も続いてる
鳳おおとりも飛んでいく
誰かが決めた羅針盤
タネは実はみんなお日様だ
君を大きく思っちゃうよ
永遠とわのテーマだよ

不透明な海水は
泡を吹いて打ちあがっている
浜の片隅に
僕のみぞおちに
水は順繰りに巡り巡る８ピースパズル
右上を空けずに
いつまで俯いてるの

そんなパズルは放っといて
僕ンとこにおいで
みんな頷いてくれるさ
誰も責めないさ
君だけの特別
でなきゃ街並みが
散り散りに散っちゃうよ
台無しになっちゃうよ

途中経過だから
気づける人は一握りだよ
その他大勢が
みんな孤独だよ
丘へと上る畦道あぜみちは
農作業用具だらけ
子供等のバイパス道路が
消えてゆく姿

だからパズルを放っといて
僕ンとこにおいで
「小さな世界」見失って
おかしくなっていく
君だけの特別
でなきゃ街並みが
粉々に砕けちゃうよ
魔法が解けちゃうよ

予定外に狂って
嫌いが好きになった頃
一度手に入れたものを
ずっと覚えてる
傷つけるのもまた難儀だ
つまり制御不能ってやつだ
失うのは最早困難だ
生涯の証明だ

いつかパズルを投げ出して
僕ン街においで
お日様に近づいたり
増やしたりもしながら
今だけの結実
舳先へさきに立っていても
白々しく逃げちゃうよ
夢をお大事に

僕はパズルを手に取って
街ン外を知った
海は隙間なんかじゃ
塩辛い川じゃなかったよ
君を大きく思っちゃって
街並みはとっくのとうに
しわしわに皺が寄って
魔法が解けちゃったよ

あー面白かった