マガジンのカバー画像

日常的郷愁メドレー(歌詞まとめ)

166
早いとこ曲をつけてあげたい
運営しているクリエイター

#人生観

[アンタに会えて]

語るに及ばない これまでを一言 あつめるならば あんたに会えてよかった あんたに会えてよかった なにかが終わるのを 目にしたこともなかった 水溜りの最後のしずくの 行方すら知らなかった 同じ音の轟を 波紋を聞いている人よ 同じ言葉の連なりを 愛でていた人よ たった夜半のひとかけら 僕らが息絶えている間 まぶたの中の曇り空を この手に掴めど逃げてくよ だから お別れのハンカチを 見えない月へと振りかえすよ 心から 振りかえすよ 愛はすくない 探して見つかるものじゃない

[格子を飛び越えて]

例えば 色褪せた口癖を 耳にする喧噪に何故か 足がすくんでしまうほど 魔法は 甘美で壮大だ 例えば 色づいた桜木を 今年も 目を逸らしやり過ごす ただ御伽のような記憶は 人をこんなにも苦しめる 思い出すのを拒むように アルバムごと棄てればいいと 誓った離別に背を向けても 想いの火は燻ったままで 触れさせて… 時の格子に縛られて 人は交わり別れてゆくよ 向こう岸 ともに飛び越えられると 昂るだけの若気の至り 破れた青春を抱きしめて いつかまた二人 出逢えた時は 継ぎはぎの翼

[唯我論]

Dateless Tripper 幾千の銀河を超えて 片道切符だ 終わりを知らない一人旅 親愛なるパパとママ 友と犬それに仔猫様 光の速さと競りながら 次のボイドへ道半ば、です 夢中で揺らぐ非操舵室 コンピュータと丸い窓だけが 僕の1日、または1世紀 全てが手の内に 幸運なことだ 僕の知る人はもういなかったから 未練なんざ無かった ただ永遠への興味を満たすだけ 僕の夢の世界から 性犯罪が消えて二十五世紀 近頃ではリビドー満たすのに 文明1つ犠牲にする始末 あの日あの

[空飛ぶ足]

全ての道は何処へゆく ローマなどと抜かすなよ ナポリ見てから死なずとも 長寿の邦だ ふじみ坂 全ての道は日本橋 一本列島 荷厄介 俎上に載せる中山道 高々9キロ 通せんぼ シリコンロード…奥州街道 通過人口 増加の一途 祇園精舎はヒマラヤ麓 モンスーン運ぶ鐘の声 彼が呟く 京は魔境と 使いを寄越せ 空飛ぶ足 全ての道は夜をゆく オリエンタルに魅せられて 去ねアルカディアをオメラスを 理想郷など無いと知れ 全ての道は世の形 正距図法は日毎に増して 亀の甲より年の功 旧

[47]

乗り込んだのが東名阪の 目隠し列車だって僕はいいさ 大事な人に会いにゆくんだ それ以上の意味なんて 世界は広いと言われたって 経験値は未だ二十 そこら 一つに生まれ 一つに育ち 一つに立つ君に 惹かれていった 絡繰を手繰り寄せるように 招かれるまま少年が二人 旅に出た海峡を越えて 様々な想像を捨てて 乗り込んだのが故郷の 逆向き列車だって僕はいいさ 明日はすぐそこらにあるんだ それ以上の意味なんて 青森 函館 下海岸 札幌 釧路 江別 江差 ただ 雪が降る町 東京 川