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ラム酒と人のとりこに【28.米領プエルトリコ🇵🇷】

カリブ海の東側に位置する米自治領プエルトリコ。約400年間スペインに支配され、1900年から米国の領土となった。「カリブ海のハワイ」と呼ばれるリゾート地だ。


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 中心地サンフアンの旧市街地は四方を城壁で囲まれ、スペイン統治時代の面影を色濃く残す。

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建物は緑やピンク、黄色 などカラフルで、石畳が美しい通りの両脇にはカフェや土産物店が軒を連ねる。 

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 世界的に有名なラム酒メーカー「バカルディ」の工場も見学した。

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お楽しみは 最後にもらえる試飲券。1人2杯分だが、 一緒に見学した夫婦が「お酒が飲めない」 と券をくれた。ラムコーク(ラム酒をコー ラ飲料で割ったもの)6杯でほろ酔い気分になった。 

 米国の映画などでは、悪役がプエルトリコ出身という設定も多く、危険なイメージがあった。しかし店ではたった2ドルの 買い物にも「遠い所から来てくれたから」 とおまけしてくれたり、レストランで出 たグラスを気に入ると「持っていきな!」とくれたりした。

米国本土から帰省していた友人に会うと、彼は「身内でも目や肌、髪の色が違うから、人種差別なんて 言葉は存在しない」と語り、私のどんな 質問にも「聞いてくれてありがとう」と 言葉を添えた。 心地よい人間性を感じさせる彼らの振る舞いに、私はすっかり「プエル虜」になった。


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世界遺産のエルモロ要塞はスペインの占領時代に建てられた。

2017.1.17✍️西の本新聞夕刊コラム📰

珍国に恋して💕より

プエルトリコのこと、こちらのコラムで詳しく書いています。




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