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庄内紀行

1月26日に山形県酒田市で寒鱈まつり開催された。
そこに合わせて東京・愛知に住む友人たちが私の地元に遊びに来てくれた。
寒鱈まつりとは出店の鱈汁を啜るといったイカすイベントだ。

今回遊のメンバーは東京からTakiさん、ガールちゃん、愛知からちゃんくに、おひやさん、山形市から私の会社の同期であるよしい。
そこに私と妻を加えた7人。男女7人冬物語である。

みんなグルメやサウナをきっかけにツイッターで友達になった同世代だから話が合う。
気の置けない仲ってやつになりつつあると思う。

寒鱈まつりでは鱈汁だけでなく、色々な出店もある。
前々日にこんもりと積もった雪、時折吹く鋭い風で体温は持っていかれたけどその分温かい汁が沁みるってもんだ。
妻とシェアしながら沢山食べた。

いよいよ温かい汁だけでは体温維持が追いつかなくなり、車を走らせ遊佐町にある温浴施設 あぽん西浜 へ。
土曜夕方との事もあり地元のジジイたちの社交場としても機能していた。
バリバリに訛った言葉のラリーを友人たちに聞いてもらえて良かった。英語より分からなかったと言ってもらえて嬉しかった。

ちなみに暫定ではあるけれど、私はここのサウナが山形県ナンバーワンだと思っている。
ジジイたちのお陰でナイスな湿度が保たれ、発汗もめちゃくちゃ良い。
水風呂も広く、水質も良い。外気スペースも露天風呂から溢れた温泉が足裏に流れ、外気温に対して苦もなく長く居られる。

今回の旅行はグルメが目的だったけれど、みんなが唸る施設に案内出来て良かった。
思いがけずサウナまで良かったって最高やん?!

その後、酒田市に戻り こい勢 で鮨を食べた。
おまかせ握り10貫で3千円。
3千円。私には高いけれど、食べればめちゃくちゃ安いと思える夢のひと時だった。
トロやうにも絶品だったけど、この日のMVPは鰯だった。
周りの同意見であり、私たちは鰯にメロメロだった。鰯は強い。

ちなみに上の画像だが、一画面に分割表示させる為の編集が面倒であったため、アルバム一覧をスクショして切り取った。
なので右端に猫ちゃんが写っている。
猫ちゃんは可愛いから鮨に紛れても許されるのだ。

おまかせ握り、もう一周したいなという気持ちに蓋をして、私の実家へ移動した。

同居しているカーチャンにも鱈汁を作ってもらった。
みんな美味しい、美味しいと言いながら食べてくれてカーチャンも嬉しそうだった。

全然知りもしなかった人たちが私の家で、私の飼っている猫を愛でたり、カーチャンに軽口をたたいたり、ワイワイと酒を飲んでいるのは面白かった。

疲れもあって私は早目に寝てしまった事だけが悔やまれた。
もっともっとお酒を飲んで話をしたかった。
でもまた機会はあるからいいかな、とも思わせてくれる夜だった。

日付は変わり1月27日。

朝ごはんとして雲ノ糸へ行き、煮干のよく効いた中華そばを食べた。
みんなで行こうね!と言っていたものの7人中3人での訪問だった。

ここは細麺・太麺、あっさり・こってりを選べるんだけれど、私の中の答えは細麺あっさり。

チャーシューはちょい残念だったが麺とスープ激ウマで良かった。

その後自宅に戻り、ダラダラした後にみんなで昨晩残った鱈汁と焼き鳥を消費した。
カレー同様、次の日こそ美味しいものだ。

お昼に向けてお腹を空かせねば、という事でゆ〜Townという温浴施設へ。
ここの水風呂は通年14度前後であり、水温に反して長く入れてしまうナイスなものだったので、みんなを連れて来たかったのだ。

12時15分。ちょうどのど自慢の放送開始時刻だ。
いつもは自宅でかじり付くように観る番組。しかも約一ヶ月ぶりの放送。
それをサウナ室で友人たちと観た。最高だった。

普段私がホームとして使っている施設だが、道中の白銀の世界を見て綺麗だねと言ってくれたり、二階の窓から山が見えるね、と教えられた。
ここは、おしまいの地と認識している地元だけど友人が良い部分を教えてくれた。確かに綺麗だった。見直さなきゃな、と思わせてくれた。

旅の最後のイベントとして 琴の で中華そばを食べた。
私はここの中華そばが一番好き。それをみんなにも食べてもらいたかった。
店主の人柄含めて最高のお店だと言ってもらえて自分の事のように嬉しかった。

改めて、食・サウナ共に良い二日間となった。
せっかく遠路遥々田舎に遊びに来てもらうんだからもてなすぞ!と肩肘張っていたけれど満足してもらえてホッとした。

今後家族構成や、職場環境が変わったりとこれまでのようには集まれないかもしれないけれど、またいつかこのメンバーでどこかに行きたいなと思った。みんなも同じ気持ちだと思う。

次はいつどこに行こうか。春か夏か、東京か、名古屋か、仙台か。
ひょんな事からできた人と人との繋がりはまだまだ、もっともっと、続いていく。

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