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なんで、私が大阪に ④(終)

 こんばんは。ツクイです。

 今、僕が大好きなアーティストである馬場俊英さんがYou Tubeライブを行っていて、それを聴きながらこのnoteを書いています。

 どうやら、この一連の騒動がなければこの日はライブツアーの大阪公演だったそうで、なんだか縁を感じているところです。でも恐らく、何の因果もありません。

 さて、今回は大阪編の締めくくりになります。大体どこを切り取っても散々な旅でしたが、実はあの後、旅らしい旅もしていました。

大阪らしい大阪観光

 地獄の写真撮影も終わり、やることがなくなった僕らは、とうとう普通の観光をすることにしました。それも、大阪らしい大阪を巡る旅です。

 個人的には、知らないおばちゃんが上裸でぬいぐるみの乗ったベビーカーを押しているという大阪らしさを目の当たりにしていたので「いや、大阪はもうお腹いっぱいだよ!」と心底うんざりしていました。

 が、そういうステレオタイプだけで終わるのはよくありません。ちゃんと観なければ何事も分からない、というのは僕の旅における一つの指針です。

 まずは、大阪城

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 歴史の教科書には”大坂城”と書いてあったような気がしたのですが、住所は大阪市中央区”大阪城”でした。

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 大阪城って、外から見る天守閣は綺麗で立派なんだけど、城内は何となく”城らしさ”がないんですよね。

 外の公園で子供がシャボン玉膨らませてたり、中に入ったら入ったで内装も明るくて新設された博物館じみていたり、エレベーターがあったり。

 例えば松山城とか彦根城とかは、「うへぇ」ってなるような急坂・急階段があったりして、敵の攻撃から身を守るための機能を我々に感じさせてくれるのですが、大阪城はどちらかというと”親しみ”を感じます。

 「この骨抜き加減は徳川の嫌がらせなんだろうなぁ」と今でも僕は本気で思っていますが、どちらかといえば大阪の皆様は、”太閤様の城”を市民の憩いの場にしているような感じがして、とても面白かったです。

 続けて、通天閣

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 通天閣、高さはあべのハルカスよりも低く、正直言って「高層タワー」という感じは全くしません。それでも、登るべきです。

 見下ろす新世界の街並みや、塔内の雑多な感じなどはとても素敵ですよ。まさに、”大阪らしさ”を感じさせてくれます。「あぁ、これが(ステレオタイプ的な)大阪かぁ。」という印象を心にぶわっと塗り付けてくれる、そんな景色。それが一面に広がっています。

 普通、そういう街は観光地化されていて、どうかするとわざとらしくなりがちなんですが、新世界周辺にはまだ人が住んでいることによる泥臭さがあったりして、とても心地よかったです。

 新世界の近くに、めちゃくちゃ危うい雰囲気の雀荘がありましたが、流石にそこに入る勇気は持ち合わせていませんでした。写真もありません。機会があれば今度行ってみようと思います。

大阪らしい大阪グルメ

 所謂”食い倒れ”もやってみることにしました。

 まずは、新世界に寄ったついでにこちらへ。

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 串かつだるまです。これがなかなかどうして、本当に美味しかった。揚げたて熱々の串カツがひょいひょい出てくるのですから、そりゃ美味しいに決まっています。しかしそれにつけても、あの串カツはよかった。未成年につき、ビールを飲めないことを本当に悔やみました。

 紅しょうがの串揚げは、ここで食べて以降、串カツ屋に行くたびに頼んでいます。

 続いてこんな写真も残っていました。

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 これもそこそ美味しかった記憶があります。大阪のたこ焼きって、ふわふわしてるんだよなぁ。個人的にはもうちょっと焼いてあるほうが好きなんですが。

 関係ありませんが、僕は最近大阪に行くたびにここに寄っています。

 このnoteを読んでいる奇特で暇なお方の内、我こそは!という方がいらっしゃれば、オススメのたこ焼き屋さんを教えてください。結構本気で待ってます。

 新幹線に乗る前、夕飯代わりにともう一軒。

 大阪名物金龍ラーメンを頂きました。

 僕はここが大好きで、大阪に来て時間があるようだったら確実に食べに行きます。酔ってようがお腹が膨れていようが行きます。むしろ、酔っているぐらいが一番美味しく感じられるかもしれません。

 道頓堀の道沿いにドーンと座敷を広げている店に入り、2種類しかないメニューを決めれば、あとは武骨なスープにかけ放題のキムチ・ニラをドバドバぶち込み、何が何だかわからないまま食べるだけ。ラーメンはファストフードということを思い知らせてくれるいい店です。

 あとは、深夜バスで疲れた肉体を引きずるようにして新大阪駅へ向かい、上りの新幹線に乗るだけ。(当然、551の豚まんはどこかで買いました。)

 これにて大学2年生の夏、「大阪に行ったんだけど、自分が何をしたかったのかよくわからなかった時のこと」は打ち止めでございます。

 次回は、「大戦犯になりかけた札幌の旅」をお送りする予定です。

 それではまた次回。

                               ツクイ

 P.S.「通天閣」といえば、これですよね。

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 伝わるかなぁ、伝わらないだろうなぁ。

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