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ポンコツ in 札幌の旅 ②

 こんばんは。ツクイです。

 気づけば、6月ですね。東京は落ち着いたんだか、落ち着かないんだか、よくわからないまま気温だけが上昇しています。「落ち着いたんだか、落ち着かないんだか」ってことは、つまりは落ち着いていません。

 落ち着かない夏が、少しずつ収束していくことを心から願っています。

 そんな最中ではありますが、プロ野球の開幕が決まり、ようやく日々の楽しみが増えてきました。今はまだ難しくても、今年中に球場で生観戦できるようになればいいですね。

 さて、今回はツクイ寝過ごし事件により、球場に行けなくなりそうになった話の続きです。

8月20日 5時50分

 やってしまいました。

バニラエア

 僕は7時35分成田空港発の飛行機に乗らなくてはいけないのです。

 当時のバニラエアの旅程表には、こう記されています。

バニラエア2

 つまり、7時には成田空港の第3ターミナルに着いていなければいけません。

 ツクイの住まう東京都江東区から成田空港までは、直線にして60㎞強。

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 上の画像にもある通り、公共交通機関を使うと1時間50分近くかかります。

 目次になっている朝5時50分は、僕が泡を食って着替え、荷物を抱えて外に飛び出した時間です。

 AM5:50 + 所要時間1h50m =

 小学3年生だってわかる時計算。いくら慌てていても、すぐに理解できました。答えはAM7:40。

 チェックインに間に合うどころか、飛行機はもう離陸している頃です。

 僕は、悟りました。

 嗚呼、間に合わない……。

8月20日 5時55分

 しかし、家の近くの大通りに出て、最後の悪あがきを始めます。

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 「タクシー!」

 そう、タクシーがあるのです。

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 東京⇒成田空港を1時間弱で結ぶ、便利なタクシーが!

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 東京⇒成田空港を2万以上かけて走る、高価なタクシーが!

8月20日 6時頃

 タクシーが捕まるまでの時間は、恐らく5分程度だったと記憶しています。それでも、この5分は悠久にも感じられるほど長かったです。

 何せ、僕は諦めるわけにはいかないのです。それは、ひろゆきくんの分の航空券まで僕が持っているから。

 僕一人で行く旅行であれば、

 「寝過ごしたンゴwwwwwww」

 とTwitterにでも書き込んで、あとはふて寝するか、次の飛行機に乗るために羽田あたりに向かうかしていたことでしょう。

 しかし、この頃の僕はまだ、他人の旅行を台無しにして開き直れるほどの屑ではありませんでした。

 やっと大通りを走ってきたタクシーが一台。それに向かってちぎれんばかりに手を振り、開いた後部座席のドアから運転手さんに声を掛けます。

 ツ「すいません、成田空港まで行きたいんですが……。」

 運「はい。大丈夫ですよ。」

 ツ「あと1時間弱で行ってほしいんですけど、間に合いますか……?」

 実際、僕は「タクシーで行けば必ず間に合う!」とは全く思っておらず、ダメもとでお願いしたのです。

 そもそも、東京⇒成田が1時間もかからないということを知ったのはしばらく後になってからのこと。

 運「……何時の飛行機です?」

 ツ「あ~……7時35分……」

 だからこそ、飛行機の時間を聞かれた時点で、僕の緊張は最高潮に達していました。

 鼓膜の裏側で心臓が鳴っているかのようなドクドクという音。

 これで間に合わないといわれたら、僕は「戦犯」です。2013WBCの内川の比ではありません。

 果たして、運転手さんの回答は










 運「ああ、それなら全然間に合います。乗って!」

 ツ「ありがとうございます!!!!!!!!!!」

 「神はいると思うか?」とこの時に聞かれたら、「今、俺の前でハンドルを握っている。」と答えたに違いありません。それに近いぐらい、僕は安堵していました。

8月20日 6時10分

 安堵したのもつかの間、今度はひろゆきくんにLINEを送ります。

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 戦犯確定こそ防ぎましたが、まだ間に合うと決まったわけではなかったからです。

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 いいんです。呆れられてもしょうがない。これは僕の過失です。

 こういうときほど正直に。

 さぁ、ひろゆきくんにお願いしましょう。

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 これに対する彼の返答はこうでした。









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 ツクイ「……??????!!!?!?!?!??!?」


 さぁ、次の更新では、ツクイが寝坊して慌てふためいていたのと同じ時刻、もう一人の戦犯が生まれようとしていた事実を書いていきます。

 それではまた次回。

                               ツクイ

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