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【盛岡呑み歩き】(1/2)またまた東京からuniさんが「盛岡さんさ踊り」にあわせてやってきたので、軽く酒場をハシゴした。 2024年8月4日(日)

東京からuniさんが真夏の盛岡にいらしたので、再会の酒を酌み交わしたのです。そして今回は、本場の「盛岡さんさ踊り」を満喫していただいのでした。


⚪️盛岡さんさ最終日にuniさんが来盛

暑い暑い北国・盛岡の夏。

連日35度近くまで気温が上がり、まったくもって北国に求めたい”涼しさ”というアドバンテージがなく、暑さにやられつつ日々過ごし、8月1日から4日間という日程で始まった「盛岡さんさ踊り」に行ってみようかという気持ちも削がれ、エアコンつけっぱなしの室内で、体力温存していたわたしでした。

そんな折、6月末に盛岡で一緒に酒場をめぐった愉快な旅の仲間・uniさんから「8月4日の盛岡さんさを観に行きます」とメッセージが届きます。

おお、そうなんだ、と思いつつ「よろしければご案内しましょうか?」と返信すると、「いえいえ、日曜の夜ですから大丈夫です。友人と二人で行きますが、ご迷惑でしょうから」といった趣旨の返答があります。

ここでわたし、「ん? uniさん、盛岡さんさの混雑具合をご存知ないのでは?」と思い、会場まわりはすごく混雑すること、トイレを探すのに苦労すること、観覧しやすい場所探しは難しいことなどなどをメッセージに書いて説明すると、「・・・やはりお願いしてもよろしいでしょうか」とのuniさんからの返信があり、わたしも特段用もなかったので、二つ返事でuniさんとそのご友人Yさんを案内することにしたのでした。

⚪️「盛岡じゃじゃ麺」のこと 注)ジャージャー麺じゃありません(笑)

さて、uniさんご一行は午前中に盛岡入りしたようで、昼食は内丸・桜山の「白龍 本店」でじゃじゃ麺を食べる、という連絡が入りました。

じゃじゃ麺食べ終わったら合流しましょう、とメッセージを返し、わたしはわたしで作りかけていた冷やし中華を仕上げ、uniさんたちと合流するために早めの昼食を済ませました。

あ、そうそう、ニューヨーク・タイムズ紙の影響で盛岡も少しずつ認知度が上がってきたところで、「じゃじゃ麺(正式には盛岡じゃじゃ麺)」も盛岡のソウルフードとかご当地グルメとかという括りで、観光客の方々にも支持され始めているようです。

YouTubeなどなどでも取り上げている方が増えているようなのですが、だがしかしなのです、盛岡民として声を大にして言いたいのは、「”ジャージャー麺”じゃねーっすよ! ”じゃじゃ麺”ですよ!」ってことです(笑)

「じゃ」と「じゃ」の間と、二回目の「じゃ」の後に入る「ー」は不要で、伸ばさず「じゃじゃ」って呼んでください、っていうのが、地元盛岡民のじゃじゃ麺警察関連の方々からの細かいツッコミとなりますので、ご注意ください(笑)

とはいえ、実はわたし、そんなに盛岡じゃじゃ麺食べる方ではないので、ジャージャー麺とじゃじゃ麺の違いに詳しくないのですが(笑)、気になる方はググってみてくださいませ。

なお、「盛岡じゃじゃ麺」について、「白龍」の公式HPに以下のような説明がありましたので、引用しておきます。

屋台から始め、創業約60年

初代、高階貫勝(たかしな かんしょう)が戦前旧満州で食べてきた炸醤麺をもとに、盛岡に引き揚げてから盛岡の人に味を合わせるようにアレンジしたものが「じゃじゃ麺」のはじまりです。

こだわりぬいて造り続けた結果、独自の進化をし、現在では盛岡名物としてたくさんの方に愛されています。

味噌をベースにひき肉、胡麻、椎茸 その他十数種類の材料を混ぜ込んで炒め寝かせた秘伝の味噌ともちもちとした食感の平打ち麺が特徴、一度食べると、二度三度と通いたくなってしまう記憶にすり込まれるほど個性的な味をぜひ体験してみてください。

各店舗、お持ち帰りもご用意しております。

出典:白龍公式HP

なお、「じゃじゃ麺」は、冷麺、わんこそばと並んで「盛岡三大麺」として、盛岡の名物料理となっていますので、参考までに次のリンク先をご覧いただければと思います。

ちなみにわたしは、盛岡三大麺の中では、「盛岡冷麺」が一番好きですね。牛骨で出汁をとった透き通ったスープがたまらなく好きでして、そこにつるりとして、コシのある麺が絡まると、最高に美味しいと思います。店ごとにスープの趣が少しずつ違うのも楽しいです。

⚪️uniさんたちと合流し、「ベアレン クラシック」樽生をぐいぐい

さて、40分ほど行列に待ってからようやく「盛岡じゃじゃ麺」にありつけたというuniさんとYさんと合流します。

合流地点は「白龍 本店」からほど近い岩手銀行中ノ橋支店を保存活用している「岩手銀行赤レンガ館」です。

「白龍」のある内丸の桜山界隈から東に150m程度といったところにあり、中心市街地を流れる清流・中津川(盛岡市役所の背面にあり、鮭が遡上し、鮎が釣れる美しい川です)を渡ってすぐ、目に入ってきます。

その赤レンガ館については、過去の記事でも触れていますので、ご覧いただければと思います。

赤レンガ館を見物し、続いて盛岡中央郵便局などがあった辺りの「プラザおでって」で観光パンフレットを集め、そこから少し南下したところにある「もりおか啄木・賢治青春館」に向かいます。

こちらの施設は、かつて「第九十銀行」だった由緒ある建物で、赤レンガ館が有名すぎるため埋もれがちなのですが、同じく旧奥州街道沿いの歴史的建造物としては、非常に見応えがあり、わたしも大好きなスポットです。

なお、奥州街道とは、江戸日本橋を起点とする五街道の一つでして、盛岡もこの街道沿いに発展を遂げてきたという歴史と背景があります。

歴史の勉強っぽい話が続きますが(笑)、少年時代を盛岡で過ごしたuniさんから、中津川でのカジカ捕りの話などを伺いつつ、河南界隈をめぐります。

肴町アーケードでは七夕まつりが始まっていましたので、七夕飾りを眺めながら「鍵屋」前まで移動して、店先で売っていた「ベアレン クラシック」樽生を購入します。

程よく冷えたベアレンクラシックが最高
日本酒も冷えてました

その「ベアレン クラシック」を持って、2024年7月11日に開業したばかりの商業施設「monaka」のテラス席へ移動し、イスに腰を下ろしてしばし休憩です。

北国・盛岡といえど、東京からいらしたuniさんとYさんにとっても十分に暑いようで、夕方からの盛岡さんさ見物に備え、少しホテルで休憩しましょうかという話になります。

ビールを呑み終えると、「monaka」と「盛岡バスセンター」を軽く見物し、お二人はこの日のお宿の「ホテルニューカリーナ」へ戻られたのでした。

盛岡バスセンター内の福田パンでは売り切れ続出でした

わたしも自宅へ戻り、風通しのいい涼しい部屋にごろりと横たわり、小一時間ほど昼寝してから、夕方になってもまだまだ暑い盛岡の街へと再び繰り出すのでした。

さあ、祭りと酒の時間のスタートなのです。

(つづきます。)

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