はじめてのマンモトームにドキドキ
①局所麻酔を乳房に打つ
乳腺のMRI検査の次に、超音波を使ったマンモトームの検査でした。マンモトームの針は、ボールペンほどの太さがあるそうです。そのため、検査では、麻酔薬を使います。最初に、皮下に1本麻酔薬を打ちます。
乳房に注射をするのははじめての経験。とても痛いのかと思っていたのですが、意外と痛くありませんでした。私的には、採血時の痛みより軽い気がしました。
次に、乳房の奥深くに麻酔の注射をを打ちます。乳房の皮膚に打った麻酔薬が効いているので、ちくっとした痛みはありません。ただ、乳房内に針が突き刺さった嫌な感覚はあります。
そして、薬剤が入っていく感覚があります。乳房の中間あたりに麻酔薬を入れ、さらに乳房の奥にも麻酔薬を入れているだろうなという感覚がありました。
②皮膚を切って針を入れる
麻酔薬が乳房全体に行き渡った頃を見計らって、先生が乳房にメスを入れました。私の場合、切開の創は約3㎜とかなり小さく切ってくれたようです。
切開後すぐに、マンモトームの針が乳房に挿入されます。これが、麻酔の注射よりも違和感があって気持ち悪いです。
例えるなら、お豆腐に直径2㎝から3㎝の棒をグイグイ突っ込まれる感じです。
麻酔がかかっているので、全く痛みはなのですが、ほんとうに気持ちが悪い。お医者さんがやっていることなので問題がないのは分かっていますが、人体にやっちゃいいけない行為をされている感が否めませんでした。
③細胞を採取
目標の地点まで針を進めると、あとは細胞の採取。
採取の時は、先生が機械を扱う音が聞こえるだけで、痛みや違和感を私は感じませんでした。
細胞の採取が終わって、針を抜くときは、挿入時のような違和感はありませんでした。
針を抜いたらすぐに、先生が創口を手で抑えて止血をしてくれました。
その間に、看護師さんが採取した細胞にちゃんとがんらしきものがついているかどうかを確認していました。
④検査後の処置
私は、なかなか血が止まらなったようで、30分近くずっと手で創口を抑えてくれていました。ひたすら止血してくれた先生に感謝です。
血が止まったのを確認後、創口にテープをはり、その上からタンポンのようなもので傷口を抑え、さらにガーゼで固定して検査は終了です。
その後は、車イスで別室に移動し、1時間ほどベッドで横になって休みました。
何事もなかったので、全ての検査を終えて帰宅しました。検査結果は2週間後です。
⑤帰宅後
マンモグラフィ検査の日は、お風呂は禁止です。
先生はシャワーOKといっていましたが、看護師さんはシャワーも下半身だけの方が良いという意見。
左胸にガーゼを付けた状態でのシャワーは大変そうなので、私は看護師さんの意見に従いこの日は下半身だけシャワーを浴びました。
当日は、痛みや腫れは私はありませんでした。ただ、止血処理されているので、それが少々邪魔だなぁと感じるぐらいでした。
⑥検査翌日
翌日、検査後の傷の状態を見てもらうために、病院へ。
特に傷もキレイで特に問題もなかったので、検査後に処置してもらったガーゼなどをはがしてもらいました。はがした後は、絆創膏を貼ってもらいました。
帰宅後、左胸がズキズキと痛みだしてきました。
そして、お風呂に入るために服を脱いでびっくり。
マンモトームの針を刺したあたりが青くなっていました。
検査の前に、先生から「検査後は、左胸がパンダみたいに青くなることがあるけど心配しないでね。青あざのような色は、だんだんと乳房の下の方まで広がることもあるけど、それも心配しなくて良いからね。それと、青くならなくてもそれも心配しなくて良いから。左胸が青くなっても、ならくてもどちらも心配しないで。検査後は、どっちも普通のことだから。」と伝えられたいので、私はどうやら前者の方に当てはまってしまたようです。
⑦検査2日後以降
さらに、翌日は、左胸が青いだけでなく腫れてもきました。
胸をどこかに強く打ち付けたような表面的な痛みと、足首を捻ったときのような乳房の内側的な痛みが5日ぐらい続きました。
痛みが治まったころ、乳房の一部にテニスボールほどの硬いしこりのようなものまで出現。それは、マンモトームの検査か4週間ほどありました。
その後は、自然に青あざもしこりも消失しました。
マンモトーム検査は、検査自体よりも検査後の方が少し辛かったというのが感想です。
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