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細胞が覚醒する瞬間

先日、かすみがうらのテントサウナに行ってきました。
話はいきなり飛びますが、その昔、2014年に家族で世界一周している時、フィンランドの馬の牧場で1ヶ月間ファームステイをしました。夕方になるとサウナ小屋のサウナストーンを薪で温めるというのが僕のルーチンワークの一つでした。それが僕のロウリュウデビューであり、そこからサウナにハマったのでした。サウナブームになるずっと前の話。

フィンランドでのサウナ小屋。左にいるのが僕で右は娘
ロウリュウで身体が温まったら目の前の池にスッポンポンで飛び込みました!

帰国後もスパのサウナや出張になるとサウナつきのホテルを選んだりしてましたが、当時の癒され感を感じることができず、なんだか物足りなかったのでした。

去年、軽井沢のラーニングフェスティバル(ラーフェス)に参加した時、初めてテントサウナを体験しました。予約制で時間が30分と短かったものの、ロウリュウしてすぐそばの川に飛び込み「まさにこれこれ!」と感じ、自然の中でのサウナ&水風呂体験こそが僕の理想のサウナだと実感したのでした。

話を戻します。
今回のサウナ、結論から言うと、文句なしの最高のサウナ体験でした!
以下3つの理由を挙げます。

①サウナが最高!
オーナーの健一郎さんがサウナストーンにかける水のバケツにヒノキのアロマオイルを入れてくれて、その香りに癒されました。その後しばらくすると、今度はほうじ茶のポットをロウリュウ用に持ってきてくれました。ほうじ茶を石にかけると、程なくしてほうじ茶の香りが熱波に混じり、体全体の皮膚から染み入る感じがして、ほうじ茶フリークの僕にはたまらないひとときでした。

テント内は110度になりました。

しばらくすると、熱波師の上級資格を持つ健一郎さんが大きいタオルで熱波を送ってくれました。テント内の気温は110度にもなり、お湯を石にかけた直後の熱波は、熱いなんてもんじゃない、それはもう激痛そのものでしたが、そのうち熱さが和らいでくると、なんとも心地の良い波風となり、身体の芯までジワっと暖かくなるのを感じました。健一郎さんが送る熱波は前から後ろから斜めからと360度からやってくるという匠の技でした。

②水風呂が最高!
昨年の軽井沢での自然の川の水も良かったのですが、岩のゴツゴツ感があったのと、サウナが短時間で身体が温まっていなかったため、水の冷たさに震えていました。ここはビニールプールではあるものの、水は井戸水の掛け流し。体もすっぽり浸かることができ、熱った身体をじっくり冷ますことができました。

井戸水掛け流し

特に熱波をしてもらった後の水風呂は、心臓のドクドクの音が体内にこだまし、血液の循環を頭のてっぺんから足のつま先まで感じられ、まるで身体中の細胞が覚醒したように感じられました。

③整い時間が最高!
水風呂の後は、木陰でアウトドアチェアに体を預けて横たわりました。ウグイスやキジの鳴き声がとても心地よく、清々しいそよ風が体に当たるのを感じ、これこそが正真正銘の「整う」だと実感しました。やはり自然の中というのが最高です!

至福のひととき✨

以上、「サウナ」→「水風呂」→「整い」を2時間たっぷり繰り返すという贅沢な時間なのでした。

ぜひみなさんにもご紹介したいところなのですが、残念ながらこの場所でのサウナを閉めてしまうとのこと。いずれまた別の場所でと言うことなので、ぜひその機会に期待したいです。

熱波師の健一郎さん(真ん中)と友人の藤枝さん(右)

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