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#020 人生を変えたい、映画『エンドレス・ポエトリー』

映画『エンドレス・ポエトリー』 、想像以上に良い映画でした…。

この映画は、われわれを取り巻く世界に潜むマジック・リアリズムを探求します。観た人が真の自分を発見する手がかりになる、まさに“生きること”への招待ともいうべき作品です。
──アレハンドロ・ホドロフスキー監督

マジックリアリズムとは、日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法です。

アレハンドロ・ホドロフスキー監督とは?

アレハンドロ・ホドロフスキー監督は、ジョン・レノンやアンディ・ウォーホルが惚れ込んだ伝説のカルト映画『エル・トポ』を発表し注目されました。私も観たいのですけれども、ネットで配信されてる場所が少なくて観れてないです。TUTAYA行かないとダメ?

私がホドロフスキー監督を好きになったきっかけの映画は『ホーリー・マウンテン』。なんだこれはという衝撃と、芸術的な表現に引き込まれました。

カルト界の巨匠として知られるホドロフスキー監督は、シュールレアリズム、グルジェフの精神論、サイコマジック、タロット、カバラ(ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想)、錬金術、ヨガ、易経(古代中国の東洋思想の原点ともいえる書物)など、ありとあらゆる神秘思想とスピリチュアルを組み合わせて世界を操ります。

本人も漫画原作者、タロット占い師、サイコセラピストなどさまざまな肩書きを持っている面白い人です。

そして日本が好きな優しいおじいちゃん。

エンドレス・ポエトリーの感想

この映画で過去のホドロフスキーを演じたのは本人の末の息子、その父親役を演じるのが長男です

息子のインタビューによると、子供の頃は父から『神とは何だろう?』『宇宙って何だと思う?』みたいなテーマで話しかけられていたそうです(笑)。こうゆう父素敵…。

父さん、何も与えないことで全てをくれた。愛さないことで愛の必要性を教えてくれた。無神論で人生の価値を教えてくれた、すべて許すよ。

生きること、自由であること、自分で道を選ぶことを肯定してくれる映画で、特にガイコツと赤い悪魔たちのカーニバルのシーンでは、人生を変えたいという思いを鼓舞させられました。


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